シラスタチンとベタミプロンってどっちがどっちの成分だっけ?
・暗記が苦手で中々覚えられない
・薬理で使えるゴロを知りたい
・イミペネムとパニペネムに含まれる成分の覚え方が知りたい
この記事はこういった悩みをもった薬学生向けです。
この記事では、薬理の範囲で使えるイミペネムとパニペネムに含まれる成分のゴロを紹介します!
私が当時実際に使っていたものを厳選してご紹介していきます!
私がおすすめする勉強方法はこちらでご紹介していますので、参考にしてみてください♪
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目次
【薬剤師国家試験】イミペネムとパニペネムに含まれる成分のゴロ教えます!(ゴロで覚える薬学)
イミペネムに含まれる「DHP-Ⅰ阻害薬」のゴロ
🎵 イミペネムの覚え方
シラ
イ
さん♪
【合剤として製品化されている理由】
近位尿細管腔の刷子縁に局在する DHP-Ⅰ(デヒドロペプチダーゼⅠ)は、イミペネムを不活性化し、その分解産物は腎毒性を示すことが知られています。
このDHP-Ⅰを特異的に阻害する「シラスタチン」と合剤にすることで、腎毒性を軽減しています。
パニペネムの「ベタミプロン」との引っ掛けに要注意です!
パニペネムに含まれる「腎臓への移行を抑制」する成分のゴロ
🎵 パニペネムの覚え方
頭文字が 濁点 同士♪
【合剤として製品化されている理由】
主成分パニペネムは、OAT(有機アニオントランスポーター)により腎臓に取り込まれると、腎毒性を示すことが知られています。
OAT阻害薬である「ベタミプロン」と合剤にすることで、パニペネムの腎取り込みを阻害し、腎毒性を軽減しています。
イミペネムの「シラスタチン」との引っ掛けに要注意です!
関連問題
📝
実戦問題(オリジナル)
次の記述の、正誤判定をせよ。
1.注射用イミペネムは、イミペネムの腎での代謝・不活性化を防ぐためにベタミプロンを含む。
▼ タップして解答・解説を見る
【解答】
1.×
解説:
イミペネムの代謝・不活性化を防ぐ(DHP-Iを阻害する)のは、ベタミプロンではなく「シラスタチン」です。
※ベタミプロンは、パニペネムの腎臓への移行(OAT)を阻害する成分です。「シライさん♪」と「濁点同士(パニペネム・ベタミプロン)」のゴロで整理しておきましょう!
📝
実戦問題(第101回 問262:実務)
【症例】
59歳男性。2日前より上気道感染症状(軽度の咳)を訴えていたが、今朝、突然の悪寒、震えと発熱39℃を認め受診した。肺炎球菌が検出されたので抗菌薬が処方されることとなった。
【検査所見】
呼吸数10/分、右肺野にラ音聴取。胸部X線にて右肺野に肺炎像を認める。
ALT 10 IU/L、AST 19 IU/L、γ-GPT 22 IU/L、血清クレアチニン値5.5 mg/dL、クレアチニンクリアランス21 mL/min
この患者に対して投与量を調節する必要性が低いのはどれか。1つ選べ。
1. 注射用イミペネム・シラスタチンナトリウム
2. アジスロマイシン水和物錠
3. セフィキシム水和物カプセル
4. アンピシリン水和物カプセル
5. レボフロキサシン水和物錠
▼ タップして解答・解説を見る
【解答】
2
解説:
本患者は、血清クレアチニン値5.5 mg/dL、クレアチニンクリアランス21 mL/minであることから、腎機能が著しく低下しています。そのため、「腎排泄型」の薬物は投与量の調節が必要です。
- ①, ③, ④, ⑤(調節が必要): いずれも腎消失型薬物であるため、腎機能に応じた投与量調節が必要です。
※イミペネム・シラスタチンは腎臓で分解・排泄されるため、腎機能低下時は要注意!
- ②アジスロマイシン(正解): 一部肝臓で代謝されますが、大部分が胆汁中排泄を介して糞中から排泄されます。そのため、腎機能が低下した患者でも投与量を調節する必要性が低いです。
まとめ
今回は、薬剤師国家試験対策として薬理で使えるイミペネムとパニペネムに含まれる成分のゴロをご紹介しました。
ゴロで覚える薬学シリーズでは、使いやすいゴロや覚え方をご紹介しています。
暗記の手助けとなれば幸いです!
薬剤師国家試験に向けて他のゴロが知りたい方はこちらで紹介しています♪
»ゴロで覚える薬学