【第111回薬剤師国家試験】問16 疾病の三次予防 解説

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第111回 問16
第111回 問16
🌿 必須問題|衛生
疾病の三次予防
📋 問題文
疾病の三次予防に該当するのはどれか。1つ選べ。
1
健常者のがん検診
2
禁煙教室
3
在宅機能訓練
4
献血された血液の抗HIV抗体検査
5
予防接種
正解です!
素晴らしい!下の解説も確認してみましょう。
×
不正解です。正解は 3(在宅機能訓練) です。
下の解説でしっかり確認しましょう!
📖 解説を見る

疾病予防はLeaell&Clarkの分類により一次・二次・三次予防の3段階に分けられます。「どの段階の人を対象にしているか」がキーです。

一次予防 二次予防 三次予防
疾病の発生を防ぐ 早期発見・早期治療 機能回復・社会復帰
健康な人が対象 無症状〜初期の患者が対象 治療後・障害を持つ人が対象
予防接種、禁煙教室、健康教育、栄養改善 がん検診、特定健診、各種スクリーニング 在宅機能訓練 ★正解、リハビリテーション、社会復帰支援
💡 覚え方:「一次=予防、二次=検診、三次=リハビリ」
三次予防のポイントは「すでに疾病・障害を持つ人が対象」であること。機能低下の進行を防ぎ、残存機能を最大限に活かして社会復帰を目指す段階。在宅機能訓練はまさに発症後の機能維持・回復を目的としているため三次予防に該当する。
⚠️ 引っかけポイント:
健常者のがん検診(選択肢1)→ 症状のない人を対象とした早期発見=二次予防
禁煙教室(選択肢2)→ 発病を防ぐ健康増進活動=一次予防
献血された血液の抗HIV抗体検査(選択肢4)→ 感染拡大を防ぐスクリーニング。感染者の早期発見という観点で二次予防(血液を介した感染防止という観点では一次予防とも解釈できるが、スクリーニングとして二次予防に分類されることが多い)
予防接種(選択肢5)→ 発病そのものを防ぐ=一次予防の代表例
🏥 臨床メモ
あおい
💊 薬剤師 あおい

薬剤師は三次予防に深く関わる職種です。脳卒中後のリハビリ患者さんへの服薬管理、慢性疾患を持つ患者さんの在宅医療への参加など、「治した後の生活の質(QOL)を守る」場面が増えています。

一方、一次予防の場面でも活躍できます。禁煙外来でのバレニクリン(チャンピックス®)の説明、インフルエンザワクチン接種後の注意事項の説明など、発病を防ぐ段階から患者さんに寄り添える薬剤師が必要とされています。

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