第111回
問19
🌿 必須問題|衛生
食事摂取基準(2020年版)の目標量
📋 問題文
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において、摂取量を増やすことを目指す栄養素として目標量が設定されているのはどれか。1つ選べ。
1
ナイアシン
—
2
ビオチン
—
3
カリウム
—
4
ナトリウム
—
5
リン
—
正解です!
素晴らしい!下の解説も確認してみましょう。
不正解です。正解は 3(カリウム) です。
下の解説でしっかり確認しましょう!
解説を見る
▼
食事摂取基準(2020年版)の「目標量(DG)」は、生活習慣病の予防を目的として設定される指標です。目標量には「増やすことを目指す」ものと「減らすことを目指す」ものの2方向があります。
🔑 目標量の2方向を押さえる
・増やす方向(下限値):食物繊維、カリウム
→ 日本人は慢性的に不足しており、積極的摂取が推奨される
・減らす方向(上限値):ナトリウム(食塩相当量)、飽和脂肪酸、添加糖類
→ 摂り過ぎが生活習慣病リスクを高める
・増やす方向(下限値):食物繊維、カリウム
→ 日本人は慢性的に不足しており、積極的摂取が推奨される
・減らす方向(上限値):ナトリウム(食塩相当量)、飽和脂肪酸、添加糖類
→ 摂り過ぎが生活習慣病リスクを高める
| 選択肢 | 栄養素 | 設定されている指標 | 目標量の方向 |
|---|---|---|---|
| 1 | ナイアシン | 推定平均必要量・推奨量・耐容上限量 | 目標量なし |
| 2 | ビオチン | 目安量のみ | 目標量なし |
| 3 ★ | カリウム | 目安量+目標量(下限) | ↑ 増やす方向 |
| 4 | ナトリウム | 推定平均必要量+目標量(上限) | ↓ 減らす方向 |
| 5 | リン | 目安量・耐容上限量 | 目標量なし |
⚠️ 引っかけポイント:
・ナトリウム(選択肢4)にも目標量は設定されているが、「減らす方向(上限値)」。「摂取量を増やすことを目指す」とは逆
・ナイアシン(選択肢1)・ビオチン(選択肢2)・リン(選択肢5)には目標量自体が設定されていない
・目標量が設定されているのは食物繊維・カリウム・ナトリウム・飽和脂肪酸・添加糖類のみ(2020年版)
・ナトリウム(選択肢4)にも目標量は設定されているが、「減らす方向(上限値)」。「摂取量を増やすことを目指す」とは逆
・ナイアシン(選択肢1)・ビオチン(選択肢2)・リン(選択肢5)には目標量自体が設定されていない
・目標量が設定されているのは食物繊維・カリウム・ナトリウム・飽和脂肪酸・添加糖類のみ(2020年版)
臨床メモ
▼


💊 薬剤師 あおい
カリウムは降圧作用があり、ナトリウムの排泄を促すことで血圧を下げる効果があります。高血圧患者さんへの服薬指導では、減塩(ナトリウム制限)とセットで「カリウムを多く含む野菜・果物・芋類を積極的に摂りましょう」と伝えることが大切です。
ただし注意が必要なのは、腎機能が低下している患者さんへのカリウム摂取。腎臓でのカリウム排泄が低下すると高カリウム血症を起こすリスクがあるため、「野菜や果物をたくさん食べましょう」という一般的な栄養指導がそのまま当てはまらないことがあります。処方箋の情報や病名も確認しながら指導しましょう。










