第111回
問79
必須問題|法規・制度・倫理
財源別国民医療費の構成割合(公費Aの値)
問題文
表は、財源別国民医療費の構成割合を示している。近年(2018〜2021年度)のAに最も近いのはどれか。1つ選べ。
| 財源 | 構成割合 |
|---|---|
| 総数 | 100% |
| 公費 | A |
| 保険料 | B |
| その他(患者負担等) | C |
1
5%
—
2
10%
—
3
40%
—
4
70%
—
5
90%
—
正解です!
公費・保険料・患者負担の3区分の大まかな割合を覚えましょう。
不正解です。正解は 3(約40%) です。
公費は国・地方合計で約38〜39%、保険料が約49〜50%、患者負担等が約11〜12%です。
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正解:3 約40%
近年の財源別国民医療費の構成割合(概数):
・公費(A):約38〜39% → 選択肢の中で最も近いのは 40%
・保険料(B):約49〜50%
・その他・患者負担等(C):約11〜12%
・公費(A):約38〜39% → 選択肢の中で最も近いのは 40%
・保険料(B):約49〜50%
・その他・患者負担等(C):約11〜12%
| 選択肢 | 割合 | 判定・理由 |
|---|---|---|
| 1 | 5% | × 公費5%は実態とかけ離れている。患者負担(C)より小さい値 |
| 2 | 10% | × 10%は患者負担等(C)に近い値であり、公費(A)ではない |
| 3 ★ | 40% | ◯ 公費(A)の実態(約38〜39%)に最も近い |
| 4 | 70% | × 保険料(B)を超える値。実態とかけ離れている |
| 5 | 90% | × 公費だけで90%なら患者負担がほぼゼロになってしまい不合理 |
公費の内訳は国庫負担(約25%)と地方負担(約13%)の合計です。高齢化の進展により後期高齢者医療制度への公費投入が増加しており、公費割合は緩やかに上昇傾向にあります。
⚠️ 引っかけポイント:
・選択肢2(10%)は患者負担等(C)に近い値。A・B・Cを取り違えないよう、「公費≒4割・保険料≒5割・患者負担≒1割」という大枠を押さえること
・選択肢4(70%)は保険料(B)と誤認しやすい。保険料は約5割であり70%には届かない
・選択肢2(10%)は患者負担等(C)に近い値。A・B・Cを取り違えないよう、「公費≒4割・保険料≒5割・患者負担≒1割」という大枠を押さえること
・選択肢4(70%)は保険料(B)と誤認しやすい。保険料は約5割であり70%には届かない
臨床メモ
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薬剤師 あおい
「公費4割・保険料5割・患者負担1割」という大枠を覚えると、国民医療費の財源構造がイメージしやすくなります。患者さんが窓口で払う自己負担(1〜3割)は医療費全体ではなく診療報酬点数ベースの自己負担率であり、国民医療費全体の財源構成(約11〜12%)とは別の概念です。混同しないようにしましょう。
近年の国民医療費は年間約45〜46兆円規模で推移しており、高齢化・医療技術の高度化により増加を続けています。後期高齢者医療制度の財源の約5割が公費(国・地方)から賄われており、それが公費割合を押し上げる構造になっています。












