【薬剤師国家試験】カリウム静注の安全基準(濃度・速度)の覚え方!(ゴロで覚える薬学)

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あおい

カリウム(K)の補正、この速度で大丈夫かな……?

この記事はこんな悩みを持った薬学生や新人薬剤師向けです。

あおい

こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)です!

カリウムは生命維持に欠かせない電解質ですが、「急速投与は心停止を招く」という恐ろしい側面を持っています。

そのため、投与には「濃度」「速度」の限界値が厳格に決められており、現場の薬剤師にとってこれを見逃すことは絶対に許されません。

そこで今回は、命を守る3つの安全基準を一瞬で、しかも一生忘れないように暗記できるゴロを紹介します。

目次

カリウム静注の安全基準(濃度・速度)の覚え方!(ゴロで覚える薬学)

演歌のおっさん40歳で嫌!

⚠ カリウム静注の安全基準(濃度・速度)

カリウム製剤の急速投与は心停止を招く恐れがあり、絶対に「原液投与」は禁止です。
「演歌のおっさん40歳で嫌!」のゴロで、命を守る「3つの限界値」を脳に刻みましょう!

        演歌おっさん 40歳嫌!
演歌
塩化カリウム
(注)
おっさん
0.3 w/v%
(最大濃度)
40歳
40 mEq/L
(最大濃度)
嫌(8)
8 mL/分
(最大速度)

※これらを超えないように投与します!

血液中のカリウム(K)基準値
3.5 〜 5.0 mEq/L
覚え方
「4.0 前後」

💡 現場で必須の知識

  • 濃度制限:0.3w/v%(40mEq/L)を超えると、静脈炎だけでなく心停止のリスクが高まります。
  • 目標値の把握:低カリウム血症の補正時、血液データ(3.5〜5.0)を見ながら「4.0」を目指して調整します。
  • 1日の最大投与量:通常100mEqまで。

⚠️ 薬剤師のダブルチェック!

投与基準(上限値)だけでなく、患者さんの検査値が今「3.5以下(低K)」なのか「5.0以上(高K)」なのかを必ずセットで確認しましょう。

関連問題

📝 実戦問題

カリウム製剤の静脈内投与に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 投与時の最大濃度は、カリウムとして 40 mEq/L(0.3 w/v%)を超えないように調製する。
  2. 投与速度は、カリウムとして1時間に 40 mEq を超えないようにする。
  3. 重症の低カリウム血症に対しては、塩化カリウム注射液(原液)を直接静脈内へ急速投与する。
  4. 1日の最大投与量は、カリウムとして通常 200 mEq までとされている。
▼ タップして解答・解説を見る
正解: 1
1. 正しい ⭕

カリウム静注の濃度上限は0.3 w/v%(40 mEq/L)です。これを超えると血管痛や静脈炎のリスクが高まり、急速に血中濃度が上昇して危険です。
ゴロの「おっさん(0.3%)40歳(40mEq/L)」を思い出しましょう!

2. 誤り ❌

投与速度は、カリウムとして1時間に 20 mEq(または1分間に 8 mL)を超えないようにします。
ゴロの「嫌(8mL/分)」がこの速度制限に該当します。

3. 誤り ❌

絶対に原液のまま急速静注してはいけません。一過性の高カリウム血症を引き起こし、致死的な不整脈や心停止を招く恐れがあります。必ず希釈して投与します。

4. 誤り ❌

1日の最大投与量は、通常 100 mEq までとされています。200 mEq は過量です。

最後に

今回は、薬剤師国家試験対策として「実務」の範囲で使えるカリウム静注の安全基準(濃度・速度)のゴロをご紹介しました。

ゴロで覚える薬学シリーズでは、使いやすいゴロ覚え方をご紹介しています。

あおい

薬剤師国家試験に向けて他のゴロが知りたい方はこちらで紹介しています♪

»ゴロで覚える薬学

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