【薬剤師国家試験】トランスポーター関連のゴロ教えます!(ゴロで覚える薬学)

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あおい

肝血流律速型や代謝能律速型の薬が覚えられない…

・暗記が苦手で中々覚えられない
・薬剤で使えるゴロを知りたい
・トランスポーター関連のゴロが知りたい

この記事はこういった悩みをもった薬学生向けです。

あおい

こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)です!

この記事では、薬剤の範囲で使えるトランスポーター関連のゴロを紹介します!

私が当時実際に使っていたものを厳選してご紹介していきます!

私がおすすめする勉強方法はこちらでご紹介していますので、参考にしてみてください♪

目次

【薬剤師国家試験】トランスポーター関連のゴロ教えます!(ゴロで覚える薬学)

受動輸送と能動輸送について

🚪 薬はどうやって膜を通る?(分類)
1. 受動輸送
エネルギー不要
高濃度 ➡ 低濃度(坂道を下る)
単純拡散
🌊
膜を直接すり抜ける
(輸送体なし)
促進拡散
🚪
専用のドアを通る
飽和あり
2. 能動輸送
エネルギー必要
低濃度 ➡ 高濃度(坂道を登る)
一次性
🔋
ATPを直接使う
(ポンプ)
二次性
⚙️
イオン勾配を利用
(共輸送・逆輸送)

4大トランスポーターについて

🧭 試験に出る「4大トランスポーター」の位置づけ
覚えるべき4つは、大きく「取り込み(SLC)」「排出(ABC)」に分かれます!
SLC トランスポーター
📥 取り込み
主に二次性能動輸送
(イオン勾配などを利用)
① 有機アニオン輸送系
② 有機カチオン輸送系
③ プロトン勾配系
ABC トランスポーター
📤 排出
一次性能動輸送
(ATPを直接消費!)
④ P-糖タンパク質
💊👋
🎓 国試では「ここ」が問われる!
一次性や二次性といった「分類」を理解しただけでは、国試の点数は伸びません。

実際の試験では、以下のような「組み合わせ」が問われます。
【頻出の出題パターン】
ある薬剤
×
トランスポーター
例:「プラバスタチンは、どのトランスポーターの基質か?」
💡 結論:ペアで覚える必要がある!
理屈で導き出すのは難しいため、主要なトランスポーターについては
「親和性のある薬剤」を丸暗記する必要があります。
あおい

分類が頭に入ったら、それぞれのトランスポーターと親和性の薬剤をゴロで一気に覚えてしまいましょう♪

有機アニオン輸送系の基質薬物のゴロ

パチプロのペアメットさん♪

有機アニオン輸送系(OAT)の基質薬物

近位尿細管などでの分泌に関わる「有機アニオン輸送系」。多くの重要薬物がここを通るため、薬物相互作用の温床にもなります。
「パチプロのペアメットさん」のゴロで、代表的な基質と「酸性(アニオン)」の性質をセットで覚えましょう!

プロ メット さん

パラアミノ馬尿酸
プロ
プロベネシド

ペニシリン

アンピシリン
メット
メトトレキサート
さん
酸性薬物

(※アニオン = マイナスイオンになるもの)

💡 輸送系のポイント

  • プロベネシドの相互作用:他の酸性薬物(ペニシリン等)と輸送体を取り合うため、それらの排泄を遅らせて血中濃度を上昇させます。
  • PAHの利用:パラアミノ馬尿酸(PAH)は、腎臓でほぼ完全に除去されるため、腎血漿流量(RPF)の測定に用いられます。

有機カチオン輸送系の基質薬物のゴロ

足も気になるプロのバレリーナか♪

有機カチオン輸送系(OCT)の基質薬物

塩基性薬物を運ぶ「有機カチオン輸送系」。プラスの荷電を持つ薬物たちがターゲットです。
「足も気になるプロのバレリーナか」のゴロで、代表的な基質を攻略しましょう!

気に なる プロ
バレリーナ
足(アシ)
ア:アトロピン
シ:シメチジン

モルヒネ
気に
キニーネ
プロ
プロカインアミド
バレリーナ
バレニクリン

カチオン

(※塩基性薬物 = プラス荷電になるもの)

💡 輸送系のポイント

  • カチオン=塩基性(プラス):アトロピンやモルヒネなど、窒素原子を持つ塩基性薬物が主役です。
  • 阻害による相互作用:シメチジンはOCTを阻害するため、併用薬の排泄を遅らせることがあります。

プロトン勾配により膜透過する薬物のゴロ

Hなカップルセーフな不倫♪

プロトン(H⁺)勾配を利用する薬物

小腸粘膜のペプチドトランスポーター(PEPT1)などは、プロトン(H⁺)の濃度勾配をエネルギー源として薬物を運びます。
「Hなカップル セーフな不倫」のゴロで、代表的な基質をまとめて暗記しましょう!

Hカップル
セーフ不倫
H
プロトン(H⁺)勾配
カップル
カプトプリル
セーフ
セフェム系
不倫(フリン)
ペニシリン系

(※二次性能動輸送:共輸送によって運ばれます)

💡 輸送系のポイント

  • PEPT1の仕組み:小腸上皮細胞にあるPEPT1は、プロトン(H⁺)と一緒に薬物を細胞内へ取り込みます。
  • ペプチド模倣薬:カプトプリルやβ-ラクタム系抗生物質は、構造がペプチドに似ているため、この輸送系に認識されます。

P-糖タンパク質と親和性が高い薬物のゴロ

Pさんべっぴんの下敷きに♪

P-糖タンパク質(P-gp)の基質薬物

薬物を細胞外へ汲み出す「排出トランスポーター」の代表格。
「Pさん べっぴんの下敷きに」のゴロで、国試頻出の基質薬物を一気に暗記しましょう!

Pさん べっ ぴん
きに
Pさん
P-糖タンパク質
べっ
ベラパミル
ぴん
ビンクリスチン
下(シタ)
シ:シクロスポリン
タ:タクロリムス
敷(ジキ)
ジゴキシン
きに
キニジン
ニフェジピン

(※一次性能動輸送:ATPのエネルギーを使って排出します)

💡 輸送系のポイント

  • 相互作用(阻害):キニジンやベラパミルはP-gpを阻害するため、ジゴキシンの排出を抑え、その血中濃度を上昇させます。
  • 排出の向き:薬物を「細胞内から外(血管内や管腔内)」へ汲み出すのがP-gpの役割です。

関連問題

📝 実戦問題(第97回 問52)

小腸上皮細胞刷子縁膜に発現するペプチドトランスポーター(PEPT1)を介して吸収される薬物はどれか。1つ選べ

  1. シクロスポリン
  2. メトトレキサート
  3. セファレキシン
  4. リボフラビン
  5. ゲンタマイシン
▼ タップして解答・解説を見る
正解: 3
解説

セファレキシンは、セフェム系抗生物質です。
セフェム系はペプチド類似構造を持つため、PEPT1によって輸送されます。

ゴロ:「Hなカップル セーフな不倫」
「セーフ(セフェム系)」で一発回答できます!

  • 1. シクロスポリン ➡ P-糖タンパク質
  • 2. メトトレキサート ➡ 有機アニオン輸送系
📝 実戦問題(第100回 問56)

P-糖タンパク質を阻害することにより、ジゴキシンの腎排泄を抑制し、血中濃度を上昇させる薬物はどれか。1つ選べ

  1. リファンピシン
  2. ベラパミル
  3. フェニトイン
  4. カルバマゼピン
  5. セント・ジョーンズ・ワート含有食品
▼ タップして解答・解説を見る
正解: 2
解説

ベラパミルはP-糖タンパク質の基質であり、かつ阻害作用を持ちます。
併用することで、P-gpによるジゴキシンの排泄が邪魔され、血中濃度が上昇します。

ゴロ:「Pさん べっぴん(ベラパミル)」
で、P-gp関連薬物として即答できます!

※ 1, 3, 4, 5 は P-糖タンパク質の誘導を引き起こし、逆に血中濃度を下げるため誤りです。

最後に

今回は、薬剤師国家試験対策として薬剤で使えるトランスポーター関連のゴロをご紹介しました。

ゴロで覚える薬学シリーズでは、使いやすいゴロ覚え方をご紹介しています。

暗記の手助けとなれば幸いです!

あおい

薬剤師国家試験に向けて他のゴロが知りたい方はこちらで紹介しています♪

»ゴロで覚える薬学

【薬剤師国家試験】トランスポーター関連のゴロ教えます!(ゴロで覚える薬学)

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