科目が多すぎて何から手をつけたらいいかわからない…
・薬剤師国家試験に向けて勉強のやり方に不安がある。
・おすすめの勉強法が知りたい!
この記事はこんな悩みを持った薬学生向けです。
こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)といいます!
まずは、私が薬剤師国家試験の模試でどんな点数をとっていたのか少しまとめてみました。
- 全国統一ステップアップ模試:230/345(約550位)
- 全国統一模試Ⅰ:210/345(約400位)
- 全国統一模試Ⅱ:246/345(約1250位)
- 全国統一模試Ⅲ:278/345(約400位)
- 薬剤師国家試験本番:262/345(約?位)
薬剤師国家試験本番の順位は正式に発表されたものがないため、「?」とさせて頂きました。
6月に行われた全国統-ステップアップ模擬試験からボーダーである225点以上取ることができました。
しかし、私は予備校に通っていた訳でもなく、特別勉強時間が人より多かった訳でもありません。
本記事では私が実践していた方法などをご紹介したいと思います。
- 薬剤師国家試験のボーダーラインについて
- おすすめの勉強法について
薬剤師国家試験おすすめの勉強法とは?
薬剤師国家試験のボーダーラインについて
薬剤師国家試験のボーダーは345問中65%以上の225問と言われています。
実際には、第100回までが225/345正解で合格という絶対基準でした。
しかし、第101回からは、その年に行われる薬剤師国家試験の難易度に合わせた相対基準となっています。
相対基準となってからも正答率として約65%とっていれば合格圏内と言われています。
過去の合格ボーダーラインと合格率
合格率は年々下がっており、難化傾向にあります。
おすすめの勉強法
ここからは、私が実践していた勉強方法をご紹介したいと思います。
自分専用ノートを作る
私の周りの人は青本に書き込みをしていって青本をノートのようにして使っている人が多かったです。
これはこれでオーソドックスな勉強法だと思うのですが、青本はかなり分厚いので持ち運びが大変で、私にはあまり向いていませんでした。
そこで、私は青本をさらにまとめた自分専用のノートを作っていきました。
青本の中でもここは大事そうだなと思う部分を印刷して、B4のルーズリーフに切って貼っていき、そこに、大事そうなことをメモしていったり、模試で間違えた問題を貼っていったりしていました!
青本のページ数知ってる?そんなことやってる時間ないよ。
こんな声が聞こえてきそうですね!
まず、自分専用ノートを作ることのメリットとデメリットをまとめてみました。
自分専用ノートを作るメリット
自分専用ノートを作るデメリット
私が9科目すべてまとめるのにかかった時間は6年生になって4月から勉強を始め、9月頃にあった全国統一模擬試験Ⅱのときにはすべてまとめ終わっていたので5か月程です。
コピー機は私も持っていなかったので学校に行ってひたすら印刷していました。
大量に印刷していたので結構恥ずかしかったです…
家にコピー機がある人はもっと早くまとめ終わると思います!
デメリットとして一番大きいのは「めんどくさい」「時間がかかる」「コピー代がかかってしまう」という部分ではないかなと思っています。
一見遠回りしているように見えますが、確実に力はついていきます。
ただ、時間はそれなりにかかりますので、国家試験まで時間があまりない人にはあまり向いていない勉強方法とも言えます。
同じ問題は何度も解かない
私の実践していた勉強法としては、初見でつまずくことなく解けた問題に関しては基本的にはいつ解いても解けるものと判断し、何度も解き直すことはしないというものでした。
これは、全く同じ問題を何度も解くよりも別の類似問題だったり、少し違う問題など様々な問題と触れ合うことで応用力が身につくと考えているからです。
一度間違えた問題や解くのに時間のかかってしまった問題には印や付箋をつけて後から解きなおすことができるようにしていました。
印に関しては、☆3段階で評価していました。
・少しつまずいた場合・初見で間違えた問題は「☆」
・2回目解いて間違えた問題は「☆☆」
・3回目も間違えた問題は「☆☆☆」
と付箋に書いて貼っていました。
ベースとなる知識を自分専用ノートを作ることでインプットし、そこからはひたすら問題を解いてアウトプットの練習をしていきました。
薬剤師国家試験に関しては、ある程度ベースの知識がついたら問題ベースで新しい知識をインプットしていく方がより国家試験を見据えた対策ができると思います!
というのも、問題を解くことでインプットもアウトプットも同時にできるのでとても効率がいいためです。
これは自分専用ノートを作らない方にもおすすめしたい勉強方法です。
しかし、ベースの知識がついていない状態で問題から解き始めると、全く解けなくてモチベーションが上がらなくなって挫折してしまうことがあります(私はそうでした…)
なので、まずは青本の内容を一通りインプットしてから問題演習に入ることをお勧めします。
※この際に、完璧に覚えようとしなくてOKです!
模試などのテストのやり直しはじっくり時間をかける
6年生は模試や卒業試験など、テストを受ける機会が多いと思います。
そこで、一番大切なのが、そのテストのやり直しです。
特に模試はその年の予想問題としての役割もありますので、これを活かさない手はないです。
私自身、模試のやり直しは1〜2週間ほどかけて行っていました。
次に、模試のやり直しの手順についてご紹介します。
模試のやり直しの手順
模試のやり直しをするときは、間違っていた問題だけをやるのではなく、正解だったものも含めて全てやり直しすることで、今までの総括的な復習ができます。
すべてといっても、ある程度の基準を設けていました。
やり直しをする問題の基準としては、選択肢を見たときになぜ違うのか説明できない選択肢が含まれているものは全てやり直しの対象としていました。
ですが、すべての選択肢において「これはこうだから違う!」と説明でいるものに関しては飛ばしてOKとしていました。
特に必須問題は、一問一答のような要素が強いので知らない語句や、これなんだっけ?と思うものがあれば、その度に青本を辞書のようにして調べていました。
また、この問題また間違えそうだなと思うものに関しては、印刷して自分専用ノートに貼り付けていました。
こうしていくと、自分専用ノートがどんどん使いやすくなり、最終的には青本を開くことはなくなっていました。
国家試験本番も青本ではなく、自分専用ノートを持っていっていました。
ゴロを活用する
基本的には理解して覚えるというのが一番ですが、どうしても覚えられない部分や忘れがちなところはゴロを活用してみるのもいいと思います。
ゴロに関しては、当時私が使っていたノートから厳選してご紹介していますので参考にしてみてください。
最後に
今回は、私が実践していたおすすめの勉強方法をご紹介しました。
今の勉強方法に不安を感じている方やまだ勉強方法が確立できていない方は1つの方法として参考にしてみて下さい。
確実に力はついてくると思います!
皆さんが笑顔で卒業して薬剤師として羽ばたけることを願っています!
お気軽にどうぞ!