薬学生
実務実習中にツムラの漢方薬がよく処方されていたんだけど、ツムラの漢方薬の「色」と「線」には何か意味があるのかな?
この記事はこんな疑問をもつ方向けの記事です。
こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)です。
実は、ツムラの漢方薬の「色」と「線」には意味があります!
実は、薬剤師でもこの意味を知っている方は結構少ないです。
これを知っていると、調剤時に役に立つことがあるかもしれません。
この記事の内容
- ツムラの漢方薬の「線」の意味について解説
- ツムラの漢方薬の「色」の意味について解説
目次
【ツムラの漢方薬】線と色には意味がある?!
ツムラの漢方薬の「色」の意味について
ツムラの漢方薬はNo.1~No.138まであり、「色」は全部で10種類あります。
「色」は、下一桁の番号を表しています。
「色」と番号の下一桁の関係性は以下のようになっています。
番号の下一桁が1の場合→水色
番号の下一桁が2の場合→緑
番号の下一桁が3の場合→黄緑
番号の下一桁が4の場合→黄色
番号の下一桁が5の場合→オレンジ
番号の下一桁が6の場合→クリーム
番号の下一桁が7の場合→茶色
番号の下一桁が8の場合→赤
番号の下一桁が9の場合→ピンク
番号の下一桁が0の場合→ネイビー
また、4番、13番、42番、44番、49番、94番、129番~132番は欠番となっています。
ツムラの漢方薬の「線」の意味について
ツムラの漢方薬の「線」は13種類あり、細い線は1本あたり「10」を示し、太い線は1本あたり「50」を示しています。
まとめ
ツムラの漢方薬は「色」と「線」の組み合わせで番号がわかるようになっています。
例えば、68番の芍薬甘草湯の場合、太い線が1本(50)、細い線が1本(10)、下一桁が8なので「赤色」となります。
これは、調剤時に横から見たときでも何番を取っているかがわかるように、ツムラさんが工夫されて作っているんです。
パッケージ1つをとってもこういった企業努力が垣間見えると感動しますね!
お気軽にどうぞ!