第110回
問123
理論問題|衛生
疾病予防の段階(一次・二次・三次予防)と目的・具体例の組合せ
問123(理論)
疾病予防とその目的及び具体例の組合せのうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
| 選択肢 | 疾病予防 | 目的 | 具体例 | |
| 1 | 一次予防 | 早期発見・早期治療 | 新生児マススクリーニング | — |
| 2 | 一次予防 | 健康増進 | 衛生教育や健康教室 | — |
| 3 | 二次予防 | 特異的予防 | 予防接種 | — |
| 4 | 二次予防 | 早期発見・早期治療 | デイサービス | — |
| 5 | 三次予防 | 能力低下防止 | 呼吸用保護具の使用 | — |
| 6 | 三次予防 | 機能回復 | リハビリテーション | — |
正解です!
解説で一次・二次・三次予防の分類を確認しましょう。
不正解です。正解は 2、6 です。
解説で一次・二次・三次予防の分類を確認しましょう。
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疾病予防は、Leavell & Clarkの分類に基づき「一次予防」「二次予防」「三次予防」の3段階に分けられます。それぞれの目的と代表的な具体例を正確に対応づけられるかがポイントです。
疾病予防の3段階
・一次予防:健康な人を対象に、病気にならないようにする予防。「健康増進」(衛生教育・食生活改善・運動など)と「特異的予防」(予防接種、防護具の使用など)が含まれる
・二次予防:病気の早期段階で発見し、早期に治療する予防。健診・検診・スクリーニング検査(新生児マススクリーニングを含む)が代表例
・三次予防:発症後の悪化防止・機能障害の予防(能力低下防止)と、機能回復・社会復帰を目指すリハビリテーションが含まれる
・一次予防:健康な人を対象に、病気にならないようにする予防。「健康増進」(衛生教育・食生活改善・運動など)と「特異的予防」(予防接種、防護具の使用など)が含まれる
・二次予防:病気の早期段階で発見し、早期に治療する予防。健診・検診・スクリーニング検査(新生児マススクリーニングを含む)が代表例
・三次予防:発症後の悪化防止・機能障害の予防(能力低下防止)と、機能回復・社会復帰を目指すリハビリテーションが含まれる
各選択肢の解説
× 1 「早期発見・早期治療」は二次予防の目的であり、一次予防ではない。また新生児マススクリーニングも二次予防の具体例である。疾病予防の段階と目的の対応が誤り
◯ 2 一次予防の目的である「健康増進」に対し、「衛生教育や健康教室」は適切な具体例であり、正しい組合せである
× 3 「特異的予防」(予防接種を含む)は一次予防に分類される目的であり、二次予防ではない。段階の対応が誤り
× 4 「早期発見・早期治療」は二次予防の目的として正しいが、「デイサービス」は機能維持・社会復帰を目的とした三次予防の具体例であり、この組合せは誤り
× 5 「能力低下防止」は三次予防の目的として正しいが、「呼吸用保護具の使用」は曝露を未然に防ぐ特異的予防(一次予防)の具体例であり、この組合せは誤り
◯ 6 三次予防の目的である「機能回復」に対し、「リハビリテーション」は適切な具体例であり、正しい組合せである
× 1 「早期発見・早期治療」は二次予防の目的であり、一次予防ではない。また新生児マススクリーニングも二次予防の具体例である。疾病予防の段階と目的の対応が誤り
◯ 2 一次予防の目的である「健康増進」に対し、「衛生教育や健康教室」は適切な具体例であり、正しい組合せである
× 3 「特異的予防」(予防接種を含む)は一次予防に分類される目的であり、二次予防ではない。段階の対応が誤り
× 4 「早期発見・早期治療」は二次予防の目的として正しいが、「デイサービス」は機能維持・社会復帰を目的とした三次予防の具体例であり、この組合せは誤り
× 5 「能力低下防止」は三次予防の目的として正しいが、「呼吸用保護具の使用」は曝露を未然に防ぐ特異的予防(一次予防)の具体例であり、この組合せは誤り
◯ 6 三次予防の目的である「機能回復」に対し、「リハビリテーション」は適切な具体例であり、正しい組合せである
引っかけポイント:
・選択肢1・3:「早期発見・早期治療」=二次予防、「特異的予防(予防接種等)」=一次予防、という対応を逆に覚えていると引っかかる
・選択肢4:デイサービスのような介護・機能維持サービスは、「早期発見・早期治療」ではなく「機能維持・社会復帰」を目的とする三次予防に分類される点に注意する
・選択肢5:呼吸用保護具(マスク・防じんマスクなど)の使用は、疾病の発症そのものを未然に防ぐ「特異的予防」であり一次予防に分類される。「能力低下防止」という三次予防の言葉のイメージに引きずられて誤答しやすい
・選択肢1・3:「早期発見・早期治療」=二次予防、「特異的予防(予防接種等)」=一次予防、という対応を逆に覚えていると引っかかる
・選択肢4:デイサービスのような介護・機能維持サービスは、「早期発見・早期治療」ではなく「機能維持・社会復帰」を目的とする三次予防に分類される点に注意する
・選択肢5:呼吸用保護具(マスク・防じんマスクなど)の使用は、疾病の発症そのものを未然に防ぐ「特異的予防」であり一次予防に分類される。「能力低下防止」という三次予防の言葉のイメージに引きずられて誤答しやすい
臨床メモ▼


薬剤師 あおい
「まだ病気になっていない人→一次予防」「病気になりかけ、またはなったばかりの人を早く見つける→二次予防」「病気になった後の人の悪化防止・社会復帰→三次予防」という対象者のイメージで整理すると、目的と具体例が結びつけやすくなります。
薬局・薬剤師の実務でも、OTC薬の販売や健康相談を通じた生活習慣指導は一次予防、健康診断の結果を踏まえた受診勧奨は二次予防、退院後の在宅患者への服薬指導・機能維持支援は三次予防、というように自分たちの業務がどの段階に該当するかを意識すると理解が深まります。












