【臨床検査値】尿酸(UA)ってどんな検査値?

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フク太郎

尿酸(UA)ってどんな検査値なんだろう?

・臨床検査値のことを学びたい
・尿酸(UA)について知りたい

この記事はこういった悩みをもった方向けです。

あおい

こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)です!

この記事では、臨床検査値の尿酸(UA)についてまとめていきます!

目次

【臨床検査値】尿酸(UA)ってどんな検査値?

尿酸(UA)とは?

尿酸(UA)は、ヒトにおけるプリン体の最終代謝産物です。

プリン体が生成される内訳

【UAの基準値】
男性:3.7~7.8(U/L)
女性:2.8~5.5(U/L

プリン体とは?

プリン体とは、穀物、肉、魚、野菜など食物全般に含まれる成分で、主に旨みの成分にあたります。

『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』によると、食品はそのプリン体含有量に応じて、以下の4段階に分類されています。

プリン体含有量分類
300mg以上極めて多い
200~300mg多い
50~100mg少ない
50mg以下極めて少ない

プリン体を多く含む食品

プリン体含有量の多い食品例プリン体含有量
レバー類210~320mg/100g
白子300mg/100g
一部の魚介類210~270mg/100g

プリン体の代謝経路

プリン体は、ヒポキサンチン、キサンチンを経てキサンチンオキシダーゼ(XO)という酵素により最終的に尿酸に代謝されます。

プリン体の代謝経路

高尿酸血症について

尿酸は、1日に約600~800mg産生され、排泄される量も同じくらいであるため、体内の尿酸は常に一定に保たれています。

尿酸生成量が、尿酸排泄量を上回り、血清尿酸値が7.0mg/dLを超える状態を「高尿酸血症」といいます。

【高尿酸血症】
血清尿酸値 > 7.0(mg/dL)

高尿酸血症の治療指針

高尿酸血症の治療指針
参照:高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン
あおい

高尿酸血症の薬物治療の対象となるのは、以下の3パターンです。

<高尿酸血症の薬物治療の対象>
①血清尿酸値7.0mg/dL以上で「痛風関節炎」や「痛風結節」を認める場合
②血清尿酸値8.0mg/dL以上で何らかの「合併症」がある場合
③血清尿酸値9.0mg/dL以上

高尿酸血症の薬物治療

尿酸の生成には、キサンチンオキシダーゼ(XO)という酵素が関与しており、この酵素の働きを阻害することで尿酸の生成を抑える薬などがあります。

尿酸合成阻害薬の機序

尿酸値の増加要因

血清尿酸値の増加要因によって、病型が大きく3つに分かれます。

病型尿中尿酸排泄量
(mg/kg/hr)
and,or尿酸クリアランス
(mL/min)
①尿酸産生過剰型> 0.51および≧ 7.3
②尿酸排泄低下型< 0.48あるいは< 7.3
③混合型> 0.51および< 7.3
あおい

病型によって治療に使われる薬剤選択もことなってきます。

【尿酸クリアランスの基準値】
7.3~14.7(mL/min)
尿酸の除去能力を評価する指標で、1分当たりの除去量(mL)で表されます。

【尿中尿酸排泄量の基準値】
0.48~0.51(mg/kg/hr)
体重1kg当たりに対する1時間排泄量(mg)で表されます。

Point

尿酸(UA)は、ヒトにおけるプリン体の最終代謝産物

②尿酸生成量が、尿酸排泄量を上回り、血清尿酸値が7.0(mg/dL)を超える状態を「高尿酸血症」という

③血清尿酸値の増加要因によって、病型が大きく3つに分かれ、病型によって治療に使われる薬剤選択が異なる

最後に

今回は、臨床検査値の尿酸(UA)についてまとめていきました。

あおい

他の臨床検査値について知りたい方はこちらで紹介しています♪

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»薬剤師のための基礎からの検査値の読み方 臨床検査専門医×薬剤師の視点
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