


白血球数(WBC)と白血球分画ってどんな検査値なんだろう?
✅臨床検査値のことを学びたい
✅白血球数(WBC)について知りたい
✅白血球分画について知りたい
この記事はこういった悩みをもった方向けです。



こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)です!
この記事では、炎症の指標である「白血球数(WBC)」と「白血球分画」についてまとめていきます!
【臨床検査値】白血球数(WBC)・分画の基準値と見方を解説!高い・低い原因は?
血球について



血球は、3種類あります。
白血球について



白血球は、5種類あります。
(T細胞・B細胞・NK細胞)
(約60%)
(約30%)
(約5%)
(約3%)
(1%以下)
白血球分画について
白血球全体を100%とした時の、各細胞(5種類)の割合のこと。
白血球の働き



白血球には5種類ありますが、の主な働きは、体内に侵入した病原体や異物から身体を守ることです。
- Bリンパ球:抗体産生(液性免疫)
- Tリンパ球:感染細胞への攻撃や司令塔(細胞性免疫)
(即時型アレルギー反応)
白血球数に異常を来す疾患



白血球数に異常を来す疾患には、様々なものが含まれます。
どの血球(分画)が関与しているかを考える必要があります。
体内に侵入した細菌などをいち早く発見して処理する、生体防御の中心的な役割を担っています。



次は、好中球が異常値を示す要因を見ていきましょう。
好中球が増加する要因
- 副腎皮質ホルモン(ステロイド)
※血管壁から遊離して見かけ上増加する - アドレナリン
- リチウム
- G-CSF製剤の使用
・非上皮細胞がん(肉腫)
好中球が減少する要因
(増加)
(減少)
骨髄抑制により、造血機能そのものが低下します。
急性白血病、多発性骨髄腫 など
※SLEは汎血球減少(全部減る)が特徴です。
自己免疫性好中球減少症 など
発熱性好中球減少症(FN)について
ちょっとした菌でも命に関わる状態です。
500未満に減少が予想される)
※好中球が少ないため、肺炎などの「画像所見」や「膿」が出にくく、発熱だけが唯一のサインになることも多いです。
関連問題
白血球およびその分画に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 健常成人の白血球分画の中で、最も割合が多いのはリンパ球である。
- 一般的な細菌感染症では、好中球が増加する。
- 好酸球は、寄生虫感染やアレルギー疾患で増加する傾向がある。
- 一般的なウイルス感染症では、好中球が著しく増加する。
- 発熱性好中球減少症(FN)の定義における好中球数は、1000/μL未満である。
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最も多いのは「好中球(40〜60%)」です。
※リンパ球は2番目(26〜40%)です。
記述の通りです。細菌感染では、細菌を退治するために好中球が増加します。
記述の通りです。好酸球はアレルギー反応や寄生虫の除去に関与します。
ウイルス感染症では、一般的に好中球は「減少」し、リンパ球が増加する傾向があります。
発熱性好中球減少症(FN)の定義は、好中球数が「500/μL未満」です。
※37.5℃以上の発熱も必須条件です。
まとめ
今回は、炎症の指標である「白血球数(WBC)」と「白血球分画」についてまとめていきました。



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