薬学生
感度とか特異度の違いがよくわからない。。。
この記事はこういった悩みを持った薬学生向けです。
こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)といいます!
今回は、感度・特異度・罹患率・予測率の違いについて解説していきます。
目次
感度・特異度・罹患率・予測率の違いは?
感度・特異度・罹患率について
感度とは、疾患群のうち検査が陽性を示す割合のことです。
「感度が高い」ということは、その疾患に罹患している患者の大部分が検査で陽性を示しているということです。
つまり、偽陽性が少ないということです。
特異度とは、非疾患群のうち検査が陰性を示す割合のことです。
「特異度が高い」ということは、その疾患に罹患していない患者の大部分が検査で陰性を示しているということです。
つまり、偽陰性が少ないということです。
罹患率とは、観察対象における疾病の発症割合のことです。つまり、検査した総数のうち、実際に疾患有りと判定された割合です。
予測率とは?
予測率には、「陽性予測率」と「陰性予測率」に分けられます。
陽性予測率とは、検査結果が陽性である患者のうち正しく診断された割合のことです。つまり、総陽性者数のうち偽陽性を除いた割合です。
陰性予測率とは、検査結果が陰性である患者のうち、正しく診断された割合のことです。つまり、総陰性者数のうち偽陰性を除いた割合です。
偽陽性と偽陰性
偽陽性とは、疾患がないのに検査が陽性となってしまう偽りの陽性のことです。
また、偽陰性とは、疾患があるのに検査が陰性となってしまう偽りの陰性のことです。
練習問題&解答
練習問題
解答
最後に
感度・特異度・罹患率・予測率の違いについて解説させていただきました。
この分野は新傾向問題対策となります。
近年、コロナウイルスによるPCR検査などが話題となりましたので、国家試験で出題されてもおかしくない内容です。
しっかり、対策しておきましょう♪
お気軽にどうぞ!