【薬剤師国家試験】吸入・静脈麻酔薬の最強ゴロ合わせ!分類・特徴まとめ(ゴロで覚える薬学)

  • URLをコピーしました!
薬学生

吸入麻酔薬と静脈麻酔薬がごっちゃになってしまう…

・暗記が苦手で中々覚えられない
・薬理で使えるゴロを知りたい
・吸入麻酔薬と静脈麻酔薬の覚え方が知りたい

この記事はこういった悩みをもった薬学生向けです。

あおい

こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)です!

この記事では、薬理の範囲で使える吸入麻酔薬と静脈麻酔薬のゴロを紹介します!

私が当時実際に使っていたものを厳選してご紹介していきます!

私がおすすめする勉強方法はこちらでご紹介していますので、参考にしてみてください♪

目次

【薬剤師国家試験】吸入麻酔薬と静脈麻酔薬のゴロ教えます!(ゴロで覚える薬学)

全身麻酔薬の分類

全身麻酔薬は、吸入麻酔薬(ガス体及び揮発性の液体)と静脈麻酔薬に分けられます。

⚖️ 全身麻酔薬の比較
🌬️ 吸入麻酔薬
⭕ 利点 麻酔維持や麻酔深度の調節が容易
⚠️ 欠点 導入期、発揚期が長く、手術期に到達するまでに時間がかかる
💉 静脈麻酔薬
⭕ 利点 速やかに手術期に到達可能
⚠️ 欠点 急速注入により延髄麻痺を生じる危険性があるため、用量による麻酔深度の調節が困難
💡 実臨床でのポイント 吸入麻酔薬も静脈麻酔薬も、互いに欠点があり、手術時には互いの欠点を補うため両者が併用(バランス麻酔)されます。

麻酔が進行する過程は大きく4段階に分けられます。

📉 麻酔が進行する4つのステージ
第Ⅰ期(誘導期)
意識はまだ明瞭であるが、痛覚は鈍麻し、眠く、めまいを感じる段階。
第Ⅱ期(発揚期)
意識が混濁し、自制心が消失して見かけ上興奮しているように見える段階。
第Ⅲ期(手術期)
さらに麻酔が進み、発揚が消失し、反射機能が低下して骨格筋は弛緩し、手術に適した段階。
第Ⅳ期(延髄麻痺期)
麻酔が延髄に及んで呼吸中枢、血管運動中枢などが侵され、生命が危険になる状態。

各段階の続く時間は、薬剤の特性や用量によって異なります。
それでは、吸入麻酔薬静脈麻酔薬の覚え方をご紹介していきます。

吸入麻酔薬のゴロ

ゴロ

急に朝ハローと言ってフルでランニング♪

🌬️ 吸入麻酔薬のゴロ
急に ハロー と言って
フルでランニング
分類名
薬物名
急に
吸入麻酔薬
亜酸化窒素
(笑気)
ハロー
ハロタン
フルで
ランニング
〜フルラン
(イソフルラン、
セボフルラン、
デスフルラン等)

吸入麻酔薬の導入の速さ

⏱️ 吸入麻酔薬の「導入の速さ」
麻酔薬の導入の速さの指標として、「血液/ガス分配係数」があります。
この値が小さいほど、導入が早いことを表しています!
▼ 導入が「早い」順番 ▼
亜酸化窒素
(0.47)
>
セボフルラン
(0.6)
>
イソフルラン
(1.4)
>
ハロタン
(2.3)
吸入麻酔薬の種類 血液/ガス分配係数
亜酸化窒素 (笑気) 0.47
セボフルラン 0.6
イソフルラン 1.4
ハロタン 2.3

吸入麻酔薬の強さ

💪 吸入麻酔薬の「強さ」
麻酔薬の強さの指標として、「最小肺胞濃度(MAC)」があります。
この値が小さいほど、麻酔作用が強いことを表しています!
▼ 作用が「強い」順番 ▼
ハロタン
(0.78)
>
イソフルラン
(1.4)
>
セボフルラン
(1.71)
>
亜酸化窒素
(105)
吸入麻酔薬の種類 最小肺胞濃度(MAC)
ハロタン 0.78
イソフルラン 1.4
セボフルラン 1.71
亜酸化窒素 (笑気) 105

次に、静脈麻酔薬の覚え方をご紹介していきます。

静脈麻酔薬のゴロ

ゴロ

静かにプロがポフッとケッたら血を見たぞ♪

💉 静脈麻酔薬のゴロ
静かに プロがポフッと ケッたら
血を 見たぞ
分類名
薬物名
静かに
静脈麻酔薬
プロが
ポフッと
プロポフォール
ケッたら
ケタミン
血を
チオペンタール
チアミラール
見たぞ
ミタゾラム
💉 静脈麻酔薬の種類と分類
薬物名 分類・特徴
プロポフォール 非ベンゾジアゼピン系薬
ケタミン グルタミン酸NMDA受容体の非競合的遮断薬
※麻薬に指定
チオペンタール
チアミラール
バルビツール酸誘導体
ミダゾラム
ベンゾジアゼピン誘導体
ドロペリドール・
フェンタニル合剤
神経遮断性鎮痛 の目的で使用
  • ドロペリドール:
    D2受容体遮断薬
  • フェンタニル:
    強オピオイド性鎮痛薬

関連問題

📝 実戦問題(オリジナル)

全身麻酔薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 亜酸化窒素(笑気)は、最小肺胞濃度(MAC)が小さいため、麻酔作用が強い。
  2. ハロタンは、血液/ガス分配係数が大きいため、麻酔の導入及び覚醒が遅い。
  3. プロポフォールは、非ベンゾジアゼピン系の静脈麻酔薬であり、鎮痛作用が強い。
  4. ケタミンは、グルタミン酸NMDA受容体を非競合的に遮断し、解離性麻酔を引き起こす。
  5. チオペンタールは、バルビツール酸誘導体であり、麻酔の導入が遅い。
▼ タップして解答・解説を見る
正解: 2,4
1. 誤り ❌

亜酸化窒素はMACが「大きい(105)」ため、麻酔作用は「弱い」です。MACが小さいほど強力な麻酔薬であることを押さえましょう。

2. 正しい ⭕

ハロタンは血液/ガス分配係数が「大きい(2.3)」ため、肺から血液へ溶け込みやすく、脳内の分圧が上がりにくいため導入・覚醒が「遅い」のが特徴です。

3. 誤り ❌

プロポフォールは非ベンゾジアゼピン系静脈麻酔薬ですが、鎮痛作用はほとんどありません。そのため、通常は鎮痛薬(フェンタニルなど)と併用されます。

4. 正しい ⭕

ケタミンはグルタミン酸NMDA受容体を遮断することで、意識は消失しているが目を見開いているような「解離性麻酔」状態を作ります。麻薬に指定されている点も重要!

5. 誤り ❌

チオペンタール(およびチアミラール)は、超短時間作用型のバルビツール酸誘導体で、静脈注射後、速やかに脳内へ移行するため導入は非常に「速い」です。

まとめ

今回は、薬剤師国家試験対策として薬理で使える吸入麻酔薬と静脈麻酔薬のゴロをご紹介しました。

ゴロで覚える薬学シリーズでは、使いやすいゴロ覚え方をご紹介しています。

暗記の手助けとなれば幸いです!

あおい

薬剤師国家試験に向けて他のゴロが知りたい方はこちらで紹介しています♪

»ゴロで覚える薬学

【薬剤師国家試験】吸入麻酔薬と静脈麻酔薬のゴロ教えます!(ゴロで覚える薬学)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次