第111回
問182
理論問題|薬剤
組成・性状から経口液剤の剤形を同定する
問182 次の組成・性状で示される経口液剤はどれか。1つ選べ。
1
チンキ剤
—
2
ローション剤
—
3
エリキシル剤
—
4
リニメント剤
—
5
シロップ剤
—
正解です!
各液剤の定義と特徴を正確に把握できています。
不正解です。正解は 3(エリキシル剤) です。
解説で各液剤の定義を確認しましょう。
解説を見る
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組成から読み取るキーワード
・有効成分:ジゴキシン(強心配糖体)
・添加物:白糖(甘味)+エタノール(溶解補助)+バニリン・香料(矯味矯臭)+パラオキシ安息香酸エステル(防腐)+緑色3号(着色)
・性状:澄明液(懸濁・乳濁ではない)
→ エタノールと白糖を含む甘味・芳香性の澄明な経口液剤=エリキシル剤
・有効成分:ジゴキシン(強心配糖体)
・添加物:白糖(甘味)+エタノール(溶解補助)+バニリン・香料(矯味矯臭)+パラオキシ安息香酸エステル(防腐)+緑色3号(着色)
・性状:澄明液(懸濁・乳濁ではない)
→ エタノールと白糖を含む甘味・芳香性の澄明な経口液剤=エリキシル剤
| 選択肢 | 剤形 | 定義・特徴 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 1 | チンキ剤 | 生薬をエタノール又はエタノールと精製水の混液で抽出して製した液剤。甘味・香料を加えない。本品はジゴキシン(純粋な有効成分)を使用しており、白糖・バニリン等の矯味矯臭剤も含むため該当しない | × |
| 2 | ローション剤 | 有効成分を水性の液に溶解・乳化・懸濁した外用液剤。本品は経口液剤であり外用ではない | × |
| 3 ★ | エリキシル剤 | 有効成分をエタノールと水の混液に溶解した甘味・芳香性の澄明な液剤。白糖・エタノール・バニリン・香料・着色剤を含む本品の特徴と完全に一致する。ジゴキシン内用液(ジゴシン内用液0.05 mg/mL)が代表例 | ◯ |
| 4 | リニメント剤 | 有効成分を水・アルコール・油脂性基剤等に溶解・乳化・懸濁した外用液剤(塗擦剤)。本品は経口液剤であり外用ではない | × |
| 5 | シロップ剤 | 白糖を高濃度(通常60〜85%)に含む粘稠な甘味液剤または有効成分を含む製剤。エタノールを含まないのが一般的。本品はエタノールを含むためエリキシル剤に該当する | × |
⚠️ 引っかけポイント(選択肢順):
・選択肢5(シロップ剤)との区別:シロップ剤は白糖を高濃度に含むがエタノールを含まない。エリキシル剤は白糖+エタノールの両方を含む甘味・芳香性澄明液剤
・選択肢1(チンキ剤)との区別:チンキ剤はエタノールで生薬を抽出したもの。甘味・香料は加えない
・選択肢5(シロップ剤)との区別:シロップ剤は白糖を高濃度に含むがエタノールを含まない。エリキシル剤は白糖+エタノールの両方を含む甘味・芳香性澄明液剤
・選択肢1(チンキ剤)との区別:チンキ剤はエタノールで生薬を抽出したもの。甘味・香料は加えない
臨床メモ
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薬剤師 あおい
ジゴキシン内用液(ジゴシン内用液0.05 mg/mL)はエリキシル剤の代表例です。ジゴキシンは治療域が非常に狭く(血中濃度0.5〜2.0 ng/mL)、TDMが必須です。また腎機能低下・低カリウム血症で中毒リスクが高まるため、腎機能・電解質のモニタリングと利尿薬(低K+血症を引き起こす可能性)との相互作用確認が薬剤師の重要な役割です。












