【第111回薬剤師国家試験】問6 ベシル酸の化学構造(分子形) 解説

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第111回 問6
第111回 問6
必須問題|化学
ベシル酸の化学構造(分子形)
問6(必須)
薬物中の塩基性官能基を中和するベシル酸の化学構造(分子形)として、正しいのはどれか。1つ選べ。
1
選択肢1
2
選択肢2
3
選択肢3
4
選択肢4
5
選択肢5
正解です!
解説でベシル酸の構造と役割を確認しましょう。
×
不正解です。正解は 2 です。
解説でベシル酸の構造と役割を確認しましょう。
解説を見る

ベシル酸(besylate)はベンゼンスルホン酸(benzenesulfonic acid)の別名で、選択肢2の構造式(PhSO₃H)が正解です。

🔑 ポイント:ベシル酸 = ベンゼンスルホン酸(C₆H₅−SO₃H)
「besylate」の「syl」は sulfonyl(スルホニル)に由来します。

各選択肢の構造を整理すると:

選択肢 構造 名称
1 C₆H₅−CO₂H 安息香酸(benzoic acid)
2 ★ C₆H₅−SO₃H ベンゼンスルホン酸(ベシル酸)
3 C₆H₅−OH フェノール
4 4-CH₃−C₆H₄−CO₂H 4-メチル安息香酸(トルイル酸)
5 4-CH₃−C₆H₄−SO₃H 4-メチルベンゼンスルホン酸(トシル酸)
⚠️ 引っかけポイント:−CO₂H(カルボン酸)と −SO₃H(スルホン酸)の混同に注意!
また選択肢5(トシル酸)もスルホン酸ですが、メチル基がついていないものがベシル酸です。
💡 覚え方:「ベシル=ベンゼンスルホン酸」SO₃H がポイント!
メシル酸(メタンスルホン酸)・トシル酸(4-トルエンスルホン酸)と合わせて覚えましょう。
臨床メモ
あおい
薬剤師 あおい

ベシル酸塩は実際の医薬品に多く使われています。有名なのはアムロジピンベシル酸塩(降圧薬)です。「ベシル酸塩」は薬物の塩基性アミノ基とベシル酸が塩を形成したもので、溶解性や安定性を改善するために使われます。

添付文書で「〇〇ベシル酸塩」という成分名を見たら「ベンゼンスルホン酸との塩だ」とすぐわかるようになりますよ!

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