薬剤師国家試験 第111回 問2

  • URLをコピーしました!
第111回 問2
🔬 必須問題|物理・化学・生物
イオン強度を求める式
📋 問題文
イオン強度 I を求める式として正しいのはどれか。1つ選べ。
ただし、ci はイオン種 i のモル濃度、zi はそのイオンの電荷である。
1
I = Σcizi
2
I = Σci²zi
3
I = Σcizi²
4
I = 1/2 Σci²zi
5
I = 1/2 Σcizi²
🎉
正解です!
素晴らしい!下の解説も確認してみましょう。
😢
不正解です。正解は 5 I = 1/2 Σcᵢzᵢ² です。
下の解説でしっかり確認しましょう!
📖 解説を見る

イオン強度 I の定義式は以下の通りです。

I = 1/2 Σ cᵢzᵢ²

2つのポイントを押さえることで確実に正答できます。

🔑 ポイント①:zᵢ は「2乗」する
イオン強度はイオンの電荷の影響を強く受けるため、zᵢ を2乗します。zᵢ²であり、cᵢ² ではありません。
🔑 ポイント②:係数は「1/2」
定義式には必ず 1/2 がつきます。係数なし(選択肢3)との混同に注意!
⚠️ 引っかけポイント:選択肢を「zᵢの乗数」と「係数の有無」で微妙に変えてあります。
・選択肢3(Σcᵢzᵢ²)→ 係数1/2がない
・選択肢4(1/2 Σcᵢ²zᵢ)→ cᵢとzᵢの2乗が逆
この2つが最も間違えやすい典型的な引っかけです。

具体例で確認しましょう。
NaCl(0.1 mol/L)水溶液のイオン強度を計算すると:
Na⁺:c = 0.1、z = +1 → 0.1 × 1² = 0.1
Cl⁻:c = 0.1、z = −1 → 0.1 × 1² = 0.1
I = 1/2 × (0.1 + 0.1) = 0.1 mol/L

💡 ゴロで覚える:「シズ(cizi2)の半分(1/2)で強度(I)」
※「シズ(cizi2)」は「C・Zの2乗」と読みます。
I = 1/2 Σ cizi2 の式の形がそのまま頭に入ります!
🏥 現場ではこう使う(あおいの実務メモ)
あおい
💊 薬剤師 あおい

イオン強度は調剤の現場で直接計算することはほぼありません。ただ、注射剤の配合変化を考えるときに関係してきます。

イオン強度が高い(電解質濃度が高い)溶液では、薬物の溶解性や安定性が変わることがあります。例えば高濃度の電解質輸液に薬を混注するときに、配合変化が起きやすくなる理由のひとつがこれです。

国試では「式の形を正確に覚える」ことが求められますが、現場では「電荷の大きいイオンほどイオン強度への影響が大きい(z²だから)」というイメージを持っておくと理解が深まりますよ!

📋 薬剤師国家試験 解説トップへ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次