薬剤師国家試験 第111回 問4

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第111回 問4
🔬 必須問題|物理・化学・生物
吸光度と透過率の換算
📋 問題文
吸光度1.0を透過率で表すといくらか。1つ選べ。
ただし、吸光度の測定に用いたセルの層長は1.0 cmとする。
1
1.0%
2
10%
3
50%
4
90%
5
99%
🎉
正解です!
素晴らしい!下の解説も確認してみましょう。
😢
不正解です。正解は 2 10% です。
下の解説でしっかり確認しましょう!
📖 解説を見る

Lambert-Beer の法則より、吸光度 A と透過率 T の関係は次の式で表されます。

A = −log10T = log10(1/T)

ここで T(透過率)は 透過光強度 ÷ 入射光強度 で、0〜1の値をとります(%表示では0〜100%)。

吸光度 A = 1.0 のとき:

A = −log10T = 1.0
log10T = −1.0
T = 10−1 = 0.1
T(%)= 0.1 × 100 = 10%
💡 式の覚え方:「吸光は、透過の逆数(1/T)をlogる」
A = log10(1/T) = −log10T

🔑 数値の覚え方:吸光度が1増えるごとに透過率は1/10になる!
A = 0 → T = 100%(全て透過)
A = 1 → T = 10%
A = 2 → T = 1%
A = 3 → T = 0.1%
⚠️ 引っかけポイント:「層長1.0 cm」という条件は実はダミー!
A = εcl(ε:モル吸光係数、c:濃度、l:層長)ですが、この問題では吸光度の値(A=1.0)が直接与えられているので、層長は計算に不要です。惑わされないようにしましょう。
🏥 現場ではこう使う(あおいの実務メモ)
あおい
💊 薬剤師 あおい

吸光度・透過率は血中濃度測定や薬物の定量分析で使われます。調剤薬局では直接触れる機会は少ないですが、TDM(治療薬物モニタリング)の検査値を読むときに関係してきます。

たとえばバンコマイシンやジゴキシンの血中濃度測定には比色法が使われており、その原理がまさにこのLambert-Beer則です。「吸光度が高い=濃度が高い」という感覚を持っておくと臨床でも役立ちます!

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