第111回
問13
🔬 必須問題|物理・化学・生物
一次(中枢)リンパ器官
📋 問題文
一次(中枢)リンパ器官はどれか。1つ選べ。
1
脾臓
—
2
リンパ節
—
3
胸腺
—
4
扁桃
—
5
パイエル板
—
正解です!
素晴らしい!下の解説も確認してみましょう。
不正解です。正解は 3(胸腺) です。
下の解説でしっかり確認しましょう!
解説を見る
▼
リンパ器官は一次(中枢)リンパ器官と二次(末梢)リンパ器官に分類されます。一次リンパ器官はリンパ球が産生・成熟する場所、二次リンパ器官は成熟したリンパ球が抗原と出会って免疫応答を行う場所です。
| 分類 | 器官 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 一次(中枢) リンパ器官 |
骨髄 | 全リンパ球の産生・B細胞の成熟 |
| 胸腺 ★正解 | T細胞の成熟・選択(教育) | |
| 二次(末梢) リンパ器官 |
脾臓 | 血液中の抗原に対する免疫応答 |
| リンパ節 | リンパ液中の抗原に対する免疫応答 | |
| 扁桃 | 口腔・咽頭からの抗原に対する免疫応答 | |
| パイエル板 | 腸管粘膜からの抗原に対する免疫応答 |
🔑 胸腺が一次リンパ器官である理由
胸腺では骨髄由来の未熟なT細胞前駆体(胸腺細胞)が、正の選択(自己MHCを認識できるT細胞を生かす)と負の選択(自己抗原に強く反応するT細胞を除去)という2段階の「教育」を受けて成熟T細胞となります。この過程がなければ自己免疫疾患のリスクが高まります。
胸腺では骨髄由来の未熟なT細胞前駆体(胸腺細胞)が、正の選択(自己MHCを認識できるT細胞を生かす)と負の選択(自己抗原に強く反応するT細胞を除去)という2段階の「教育」を受けて成熟T細胞となります。この過程がなければ自己免疫疾患のリスクが高まります。
💡 覚え方:一次リンパ器官は「骨と胸」
骨髄(こつずい)+胸腺(きょうせん)→「骨と胸だけ一次」と覚える。それ以外(脾臓・リンパ節・扁桃・パイエル板・虫垂など)はすべて二次リンパ器官。
骨髄(こつずい)+胸腺(きょうせん)→「骨と胸だけ一次」と覚える。それ以外(脾臓・リンパ節・扁桃・パイエル板・虫垂など)はすべて二次リンパ器官。
⚠️ 引っかけポイント:
・脾臓(選択肢1)は最大のリンパ器官だが、あくまで二次リンパ器官。血液をフィルタリングして血液中の抗原に応答する
・パイエル板(選択肢5)は小腸粘膜にある二次リンパ組織。腸管免疫(MALT)の一部
・扁桃(選択肢4)も粘膜関連リンパ組織(MALT)で二次リンパ器官
・脾臓(選択肢1)は最大のリンパ器官だが、あくまで二次リンパ器官。血液をフィルタリングして血液中の抗原に応答する
・パイエル板(選択肢5)は小腸粘膜にある二次リンパ組織。腸管免疫(MALT)の一部
・扁桃(選択肢4)も粘膜関連リンパ組織(MALT)で二次リンパ器官
臨床メモ
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💊 薬剤師 あおい
胸腺は思春期にピークを迎えた後、加齢とともに脂肪組織に置き換わって萎縮(胸腺退縮)します。そのため高齢者ではT細胞の新規産生が低下し、免疫機能が落ちやすくなります。
薬局では、免疫抑制薬(タクロリムス、シクロスポリンなど)を使用中の患者さんはT細胞の機能が意図的に抑えられているため、感染症リスクが高いことを念頭に置いた服薬指導が大切です。発熱・倦怠感などの感染徴候があればすぐ受診するよう伝えましょう。












