【薬剤師国家試験】酸性度の強さの覚え方教えます!(ゴロで覚える薬学)

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薬学生

酸性度の強さが覚えられない…

・暗記が苦手で中々覚えられない
・酸性度の強さのゴロを知りたい

この記事はこういった悩みをもった薬学生向けです。

あおい

こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)です!

この記事では酸性度の強さのゴロを紹介します!

私が当時実際に使っていたものを厳選してご紹介していきます!

私がおすすめする勉強方法はこちらでご紹介していますので、参考にしてみてください♪

この記事の内容
  • 酸性度とは?
  • 酸性度の強さのゴロ
  • 関連問題
目次

【ゴロで覚える薬学】酸性度の強さの覚え方教えます!

🧪 酸性度の強さ、丸暗記から卒業!

化学の構造問題や薬理の動態で、こんな悩みはありませんか?

😵 「酸性が一番強いのはどれ?」でいつも迷う
🧬 電子求引性基がつくと、なぜ酸性が強くなるの?

酸性度は、ただの暗記科目ではありません。「電子の動き」さえ理解すれば、初見の構造式でも正解を導き出せます!

酸性度とは?

🧪 酸性度が強くなる「2つの条件」

酸性度とは、プロトン(H+)を与える能力のこと!
電離平衡の「右側」へ動こうとする力が強いほど、酸性度は大きくなります。

HA ⇄ H+ + A
HA:酸 | H+:プロトン | A:共役塩基
1 共役塩基(A)が安定になる

負電荷が分散し、放出した後の状態が安定すると、平衡は右(電離側)へ移動します。その結果、H+を出しやすくなり酸性度が大きくなります。

2 H+を放り出しやすい

原子核の+の力が強い(S性が高い)場合などは、H+との反発によりプロトンを外へ放り出そうとするため、酸性度は大きくなります。

共役塩基が安定になる場合(負電荷が分散しやすくなる)

🔍 共役塩基(A)が安定化する要因

プロトン(H+)を放出した後の負電荷(−)をいかに分散させるかが、共役塩基の安定性、つまり「酸性度の強さ」を決めます。

電子求引性基の影響

電子を強く引っ張る基がつくと、放出後のマイナス電荷(−)が吸い寄せられて分散し、安定化します。

ニトロ基
(−NO₂)
ハロゲン基
(−F, −Cl等)
メトキシ基
(−OCH₃)
原子半径の影響

原子半径が大きいほど、電子が動き回れる範囲が広くなります。広いスペースで負電荷が分散できるため、共役塩基は安定になります。

原子半径の比較

周期表の左下ほど大きく、右上ほど小さくなります

酸性度の強さ: HI > HBr > HCl > HF

(ヨウ化水素が最も強い酸となります)

H+をだしやすい場合(同周期,混成軌道)

🔍 プロトン(H+)を放出しやすくなる要因

共役塩基の安定化だけでなく、プロトン自体を外へ「放り出す」力が強い場合も、酸性度は大きくなります。

混成軌道の「S性」

S軌道はP軌道よりも小さく、原子核(+)に近いため、S性が高いほど原子核のプラス性が強く現れます。すると、同じプラスを持つプロトン(H+)と反発し、放り出しやすくなります。

S軌道 S軌道(核に近い)
Px軌道 Px軌道
Py軌道 Py軌道
Pz軌道 Pz軌道
S性が高いほど酸性度は強い
sp
(50%)
sp2
(33%)
sp3
(25%)
電気陰性度(同周期)

電気陰性度が大きい原子が結合していると、電子を強く引きつけるため、結果的にプロトン(H+)を放出しやすくなり、酸性度が大きくなります。
(例:CH4 < NH3 < H2O < HF)

ゴロ

元気いい生徒、ほんとに来るよ合格通知♪

🧪 電気陰性度の大きさと覚え方
元気いい生徒
ほんと来るよ合格通知♪
元気いい生徒
電気陰性度
ほんと
F , O , N
来る
Cl
💡 国家試験のポイント
  • 強さの順序: F(4.0) > O(3.5) > N(3.0) ≒ Cl(3.0) の順に強くなります。
  • 酸性度への影響: 電気陰性度が大きい原子ほど電子を強く引くため、プロトン(H+)を放出しやすくなり、酸性度が大きくなります。

酸性度の強さのゴロ

ゴロ

ムキムキ カルタ フェチミア♪

🏆 【決定版】酸性度の強さランキング
ムキムキ カルタ フェチ ミア
強(大)
弱(小)
ムキムキ
無機酸
(HClなど)
カルタ
カルボン酸
炭酸
フェチ
フェノール
チオール
ミア

アルコール
💡 国家試験のポイント
  • カルタ: カルボン酸 > 炭酸 の順序。
  • フェチミア: フェノール > チオール > 水 > アルコール の順序。
⚠️ 試験に出る!酸性度の強さランキング

以下の順序は、構造問題の正誤判定で頻出です!
スルホン酸カルボン酸フェノールアルコール

💡 理由: 共役塩基の負電荷が、酸素原子の数や芳香環への共鳴によってどれだけ分散(安定化)できるかで決まります。

関連問題

📝 実戦問題(第101回 問10)

以下の化合物の中で、最も酸性度が高いのはどれか。1つ選べ。

酸性度の比較問題
▼ タップして正解を見る
正解: 2
💡 ここをチェック!
  • まず「ムキムキカルタ…」のゴロで絞り込み!カルボキシル基を持つ23が、1(フェノール)や4, 5(アルコール)より酸性が強いことがわかります。
  • 次に「電子求引性基」に注目。2には最強の電子求引性基であるフッ素(F)が3つも結合しています!
  • ➔ Fが電子を強く引っ張ることで、H+を放出した後の負電荷が分散し、共役塩基が非常に安定化します。よって2が最強の酸となります。

最後に

今回は、薬剤師国家試験対策として化学の範囲で使える酸性度の強さのゴロをご紹介しました。

ゴロで覚える薬学シリーズでは、使いやすいゴロ覚え方をご紹介しています。

あおい

薬剤師国家試験に向けて他のゴロが知りたい方はこちらで紹介しています♪

»ゴロで覚える薬学

【ゴロで覚える薬学】酸性度の強さの覚え方教えます!

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