【第110回薬剤師国家試験】問338 感染対策:手袋を外すときの正しい手技はどれか 解説

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第110回 問338
第110回 問338
実践問題|衛生
感染対策:手袋を外すときの正しい手技はどれか
問338 問題文
手袋を外す時の手技について、感染対策上、誤っているのはどれか。1つ選べ。ただし、手袋の外側を濃い色で、内側を薄い色で示している。
1 手袋の外側の手首のあたりを反対の手でつまむ。 —
手袋の外側の手首のあたりを反対の手でつまむ
2 手袋を中表にして外し、まだ手袋を着用している手で外した手袋を持っておく。 —
手袋を中表にして外し、まだ手袋を着用している手で外した手袋を持っておく
3 素手になった手で反対側の手袋の外側をつまむ。 —
素手になった手で反対側の手袋の外側をつまむ
4 手袋を引き上げるように裏返しにして外していく。 —
手袋を引き上げるように裏返しにして外していく
5 外した後、2枚の手袋をひとかたまりになった状態で廃棄し、速乾性手指消毒剤で手指消毒を行う。 —
外した後、2枚の手袋をひとかたまりになった状態で廃棄し、速乾性手指消毒剤で手指消毒を行う
◯
正解です!
正答:3
×
不正解です
正答:3
解説を見る(問338) ▼

使用済みの手袋の外側(表面)は病原体に汚染されている可能性が高い部分であり、感染対策の基本手技である手袋の外し方は「外側(汚染面)同士を内側に巻き込み、最終的に素手が汚染面に触れないようにする」という原則に基づいています。片方の手袋を外した後、素手になった手で作業を続ける際は、素手が触れてよいのは「まだ手袋を着用している側の内側(清潔面)」のみであり、汚染された外側に素手で触れることは、手指を汚染してしまうため避けなければなりません。

選択肢3(誤り=これが正解):素手になった手で、まだ手袋を着用している反対側の手袋の外側(汚染面)をつまむと、素手が病原体に汚染された面に直接触れてしまいます。素手になった側の指は、必ず残っている手袋の内側(手首の内側の清潔面)に差し込んで外すのが正しい手技であり、外側をつまむ本選択肢の手技は感染対策上誤っています。
引っかけポイント:
選択肢1:最初に外す手袋は、まだ両手とも手袋を着用している状態なので、外側の手首付近を反対の手(手袋を着用したまま)でつまんで外し始めるのは正しい手技です。
選択肢2:外した手袋を中表(内側が外)になるように丸め、まだ手袋を着用している手の中に握り込んでおくことで、汚染面を内側に閉じ込めたまま保持でき、正しい手技です。
選択肢4:残った手袋を外す際は、素手になった手の指を手袋の内側(手首部分の清潔面)に差し込み、まくり上げるように裏返しながら外していくのが正しい手技です。
選択肢5:外した2枚の手袋は、外側の汚染面を内側に巻き込んだ状態でひとかたまりにして廃棄し、その後速乾性手指消毒剤で手指消毒を行うのが正しい一連の流れです。
あおい先生
あおい先生の臨床メモ
手袋を外すときの鉄則は「素手は絶対に手袋の“外側”に触れない」ということです。片方を外したら、その手はもう清潔な内側にしか触れてはいけない、というルールを意識しておくと、この手の写真・イラスト問題でも迷わず判断できますよ。
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