物理が苦手…
・暗記が苦手で中々覚えられない
・物理のゴロを知りたい
この記事はこういった悩みをもった薬学生向けです。
こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)です!
この記事では、物理のゴロを紹介します!
私が当時実際に使っていたものを厳選してご紹介していきます!
私がおすすめする勉強方法はこちらでご紹介していますので、参考にしてみてください♪
- 原子スペクトル分析(光源)のゴロ
- 線スペクトルのゴロ
- 連続スペクトルのゴロ
- 質量分布比(K)のゴロ
- シンメトリー係数(S)のゴロ
- ガスクロマトグラフィーのゴロ
- β+壊変を起こす核種のゴロ
- β-線とγ線の相互作用のゴロ
- 放射線に関する単位のゴロ
- 関連問題
【薬剤師国家試験】物理で使えるゴロ9選!
原子スペクトル分析(光源)のゴロ
元気な中坊、警察あきれる四十肩♪
元→原子吸光光度法
中→中空陰極ランプ
坊→無電極放電ランプ
警→蛍光光度法
あ→アルカリハライドランプ
き→キセノンランプ
れ→レーザー
し→紫外部
じゅう→重水素放電ランプ
か→可視部
た→タングステンランプ
線スペクトルのゴロ
センス があると得♪
センス→線スペクトル
が→γ線
ある→α線
得→特性X線
α線、γ線、特性X線は、線スペクトルを示します。
連続スペクトルのゴロ
ベタベタ 連続とまれ!
ベタベタ→β線
連続→連続スペクトル
とまれ→制動X線
β線や制動X線は、連続スペクトルを示します。
質量分布比(K)のゴロ
毛が濃い♪
毛→質量分布比
濃→固定相に存在する物質量
い→移動相に存在する物質量
シンメトリー係数(S)のゴロ
天高く、陸低い♪
天→テーリング
高く→S>1(1より大きい)
陸→リーディング
低い→S<1(1より小さい)
ガスクロマトグラフィーのゴロ
ガス欠!エンジンSTOP!電波と水のみあるピクニック♪
ガス→ガスクロマトグラフィー
欠→検出器
エン→炎光光度検出器(flame photometric detector:FPD)
S→硫黄
P→リン
炎光光度検出器(flame photometric detector:FPD)は、硫黄及びリンを含む化合物に利用する。
電→電子捕獲(イオン化)検出器(electron capture detector:ECD)
波→ハロゲン
電子捕獲(イオン化)検出器(electron capture detector:ECD)は、特にハロゲンの検出に有効。
水→水素炎イオン化検出器(hydrogen flame lonization detector:FID)
のみ→C-Hのみ
水素炎イオン化検出器(hydrogen flame lonization detector:FID)は、C-H結合を有する有機物をすべて検出可能。
ある→アルカリ熱イオン化検出器(flame thermlonic detector:FTD)
ピ→P(リン)
二→N(窒素)
アルカリ熱イオン化検出器(flame thermlonic detector:FTD)は、窒素やリンを含む化含物に利用する。
β+壊変を起こす核種のゴロ
ビップないい古墳♪
ビップ→β+壊変
な→22Na
いいこ→11Co
ふ→18F
ん→13N
β–線とγ線の相互作用のゴロ
非弾性のヴィーナスさん合コンで頑張る♪
非→非弾性散乱
弾→弾性散乱
性→制動放射
ヴィーナス→β–線
合→光電効果
コン→コンプトン効果
で→電子対生成
頑張る→γ線
β–線の相互作用には以下の3つがあります。
- 非弾性散乱
- 弾性散乱
- 制動放射
γ線の相互作用には以下の3つがあります。
- 光電効果
- コンプトン効果
- 電子対生成
放射線に関する単位のゴロ
ショック!全米に東芝グループ吸収♪
ショック→照射線量、C/kg
全→全放射能
米→ベクレル(Bq)
東→等価線量
芝→シーベルト(Sv)
グループ→グレイ(Gy)
吸収→吸収線量
関連問題
次の記述のうち、正しいのはどれか。3つ選べ。
1.α線及び特性X線は、ともに線スペクトルを示す。
2.ガスクロマトグラフィーにおいて、アルカリ熱イオン化検出器は、C-N結合を有する有機化合物のみを検出する。
3.水素炎イオン化検出器は、有機ハロゲン化合物に高い選択性を示す検出器である。
4.蛍光光度法において、光源として、キセノンランプ、アルカリハライドランプ、レーザーなどが用いられる。
5.11C、18F、201Tlは、いずれも陽電子を放出する核種でありPETに利用される。
6.γ線が物質と相互作用すると、光電効果が見られることがある。
7.放射線の吸収線量を表すSI単位は、グレイ(Gy)である。
8.生体への影響を考慮した電離放射線の実効線量の単位はベクレル(Bq)である。
【解答】
答え.4,6,7
1.×
α線及びγ線、特性X線は、線スペクトルを示す。また、β線及び制動X線は、ともに連続スペクトルを示す。(オリジナル)
2.×
アルカリ熱イオン化検出器(FTD)は、窒素(N)、リン(P)を含む化合物の検出に用いる。(オリジナル)
3.×
水素炎イオン化検出器(FID)は、炭素-水素(C-H)結合を有する有機物の検出に用いる。また、有機ハロゲン化合物は電子捕獲検出器で高感度検出が可能である。(96回 問 26出題)
4.〇
蛍光光度法の光源にはアルカリハライドランプ、キセノンランプ、レーザーなどが用いられる。レーザーは極めて狭い波長領域に特定し、エネルギー的に高い励起光を供給する。キセノンランプは紫外部領域から可視部領域にかけての広い波長領域において比較的安定な励起光を供給する。(95回 問 25出題一部改変)
5.×
PET検査には、11C、13N、15O及び18Fなどの陽電子(β+線:ポジトロン)放出核種が用いられる。201TIは、軌道電子捕獲により壊変し、不安定な娘核種となったあと、γ線を放出し安定な核種となる。(99回 問 205出題)
6.〇
主にγ線が起こす相互作用として光電効果、コンプトン効果、電子対生成がある。―方、β線が起こす相互作用として弾性散乱、非弾性散乱、制動放射がある。(94回 問 25出題一部改変)
7.〇
吸収線量は、放射線を照射された物質が吸収した放射線のエネルギーであり、単位としてグレイ(Gy)を用いる。1Gyは物質1kgあたりに1ジュール(J)のエネルギーが吸収されることを意味する。(94回 問25出題一部改変)
8.×
実効線量は放射線防護に用いる線量の1つで、放射線の確率的影響に関連した線量概念である。生体に対する影響であるため、SI単位はシーベルト(Sv)で表す。なお、等価線量は吸収線量(グレイ:Gy)に放射線加重係数(放射線の生物作用の違い)を乗じたもので、この単位もシーベルト(Sv)を用いる。(99回 問22出題一部改変)
最後に
今回は、薬剤師国家試験対策として物理で使えるゴロをご紹介しました。
ゴロで覚える薬学シリーズでは、使いやすいゴロや覚え方をご紹介しています。
薬剤師国家試験に向けて他のゴロが知りたい方はこちらで紹介しています♪
お気軽にどうぞ!