特定健康食品やアレルギー表示対象食品が覚えられない…
・暗記が苦手で中々覚えられない
・衛生で使えるゴロを知りたい
この記事はこういった悩みをもった薬学生向けです。
こんにちは。薬剤師のあおい(@yaku_medical)です!
この記事では、衛生の範囲で使える特定健康食品とアレルギー表示対象食品のゴロを紹介します!
私が当時実際に使っていたものを厳選してご紹介していきます!
私がおすすめする勉強方法はこちらでご紹介していますので、参考にしてみてください♪
【薬剤師国家試験】特定保険用食品・アレルギー表示対象食品のゴロ教えます!
特定保健用食品(コレステロールが高めの方)のゴロ
コレでキット大丈夫♪
大豆タンパク質やキトサンは、胆汁酸と結合してコレステロールの排泄を促進するため、コレステロールが高めの方に適する食品です。
アレルギー表示対象食品のゴロ
エビちゃん、コソッとカニニラタマ作る♪
食品表示法により、発症件数が多い、重篤な症状を引き起こし生命に関わるため、特に注意が必要な7品目(特定原材料)については、表示義務があります。
関連問題
特定保健用食品に期待される作用とその機能成分の関係のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1.お腹の調子を整える作用ーーーオリゴ糖、乳酸菌
2.ミネラルの吸収を助ける作用ーーー大豆タンパク質、キトサン
3.虫歯になりにくくする作用ーーーパラチノース、キシリトール
4.体に脂肪がつきにくくする作用ーーーカゼインホスホペプチド(CPP)、ヘム鉄
【解答】
答え.1,3(93回 問67)
1.正
オリゴ糖は、腸内でビフィズス菌を増やし腸内細菌のバランスを整える作用があり、便秘の改善効果、整腸作用、カルシウム吸収促進効果がある。乳酸菌は便通の改善効果が見られる。
2.誤
大豆タンパク質は、胆汁酸の排泄促進作用、コレステロールの吸収抑制、生合成抑制作用があり、血清コレステロールを低下させる効果がある。キトサンは食物繊維の一種であり、血清コレステロールの改善効果がある。
3.正
パラチノースやキシリトールは、虫歯になりにくくする甘味料として利用される。
4.誤
カゼインホスホペプチド(CPP)は、カルシウムの吸収を促進する。
ヘム鉄は鉄の吸収を阻害する物質の影響を受けにくく、鉄(Fe)とポルフィリン環により形成され、酸素を身体のすみずみまで運ぶ役割があり、肉や魚などの動物性食品に多く含まれる。
次の記述のうち、正しいものを3つ選べ。
1.特定原材料又はL-フエニルアラニン化合物を含む加工食品では、表示可能面積が小さく
ても、これを含む旨の表示を省略してはいけない。
2.乳児期の食物アレルギーの原因食品として最も多いのは、大豆である。
3.鶏卵中の食物アレルギーの主な原因物質は、卵黄に存在するタンパク質である。
4.食品中のアレルギー物質の表示は、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する
法律」(JAS法)に定められている。
5.落花生は重篤な症状を引き起こし、生命に関わることもあるので、特定原材料に指定さ
れている。
6.小麦に関しては、キャリーオ一バーの場合でも、表示が義務づけられる。
【解答】
答え.1,5,6
1.正
特定原材料を含む食品は、ごく微量のアレルギー物質によって発症することがあるため、当該原材料を含む旨を表示する必要がある。L-フエニルアラニン化合物を含む加工食品も、表示可能面積が30cm2以下であっても省略できない。
(102回 第122)
2.誤
乳児期の食物アレルギーの原因食品として最も多いのは、鶏卵。(98回 第229出題)
3.誤
食物アレルギーを引き起こ成分は卵白に含まれるオボアルブミンと呼ばれるタンパク質であるため、卵黄は比較的ア
レルギーを起こしにくい。(98回 第229出題)
4.誤
発症数、重症度を考慮して表示する必要性の高い卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かにの7品目を特定原材料とし、食品表示法によってこれらを含む食品の表示が義務づけられている。(98回 第229出題)
5.正
問4参照(98回 第229出題)
6.正
特定原材料に関しては、含量が微量であっても発症する可能性があるため、キャリーオーバーや加工助剤でも表示が義務づけられている。(98回 第229出題)
まとめ
今回は、薬剤師国家試験対策として衛生で使える特定健康食品とアレルギー表示対象食品のゴロをご紹介しました。
ゴロで覚える薬学シリーズでは、使いやすいゴロや覚え方をご紹介しています。
薬剤師国家試験に向けて他のゴロが知りたい方はこちらで紹介しています♪
お気軽にどうぞ!