第110回
問80
必須問題|法規・制度・倫理
傾聴の技能・態度(ミラーリング)
問80(必須)
コミュニケーションを円滑にするため取り入れる傾聴の技能や態度として、適切なのはどれか。1つ選べ。
1
ブロッキング
—
2
ミラーリング
—
3
エンコーディング
—
4
パターナリズム
—
5
デコーディング
—
正解です!
解説でコミュニケーション用語を整理しましょう。
不正解です。正解は 2 です。
解説でコミュニケーション用語を整理しましょう。
解説を見る▼
ミラーリングとは、相手の言葉・表情・身振りなどを鏡のように反映(まねる)することで、共感や親近感を伝えるコミュニケーション技法です。傾聴の場面で取り入れることで、患者に「話をしっかり聴いてもらえている」という安心感を与え、コミュニケーションを円滑にする効果があります。
コミュニケーション用語の整理
・ミラーリング:相手の言動・態度を反映し、共感・信頼関係の構築に役立つ傾聴技法
・ブロッキング:話題を遮ったり、会話を止めてしまうコミュニケーションを妨げる態度(傾聴とは逆)
・エンコーディング/デコーディング:コミュニケーション理論における「符号化(送り手が伝えたいことを言葉等に変換)」「復号化(受け手が解釈する)」の過程を指す概念で、傾聴技法そのものではない
・パターナリズム:強い立場の者が本人の意思に関わらず介入・干渉すること。患者の自律性を尊重する現代医療とは対極の概念
・ミラーリング:相手の言動・態度を反映し、共感・信頼関係の構築に役立つ傾聴技法
・ブロッキング:話題を遮ったり、会話を止めてしまうコミュニケーションを妨げる態度(傾聴とは逆)
・エンコーディング/デコーディング:コミュニケーション理論における「符号化(送り手が伝えたいことを言葉等に変換)」「復号化(受け手が解釈する)」の過程を指す概念で、傾聴技法そのものではない
・パターナリズム:強い立場の者が本人の意思に関わらず介入・干渉すること。患者の自律性を尊重する現代医療とは対極の概念
各選択肢の解説
× 1 ブロッキング:会話や話題を遮断する行為で、コミュニケーションを阻害する態度
◯ 2 ミラーリング:相手の言動を反映し共感を伝える、傾聴に適した技能
× 3 エンコーディング:送り手が意図を記号(言葉等)に変換する過程を指す用語で、傾聴の技能ではない
× 4 パターナリズム:患者の意思よりも医療者側の判断を優先する態度で、円滑な対話とは異なる概念
× 5 デコーディング:受け手が受け取った記号(言葉等)を解釈する過程を指す用語で、傾聴の技能ではない
× 1 ブロッキング:会話や話題を遮断する行為で、コミュニケーションを阻害する態度
◯ 2 ミラーリング:相手の言動を反映し共感を伝える、傾聴に適した技能
× 3 エンコーディング:送り手が意図を記号(言葉等)に変換する過程を指す用語で、傾聴の技能ではない
× 4 パターナリズム:患者の意思よりも医療者側の判断を優先する態度で、円滑な対話とは異なる概念
× 5 デコーディング:受け手が受け取った記号(言葉等)を解釈する過程を指す用語で、傾聴の技能ではない
| 用語 | 性質 |
| ミラーリング ★ | 傾聴技法(円滑化に寄与) |
| ブロッキング | コミュニケーション阻害要因 |
| エンコーディング/デコーディング | 情報伝達過程の理論用語 |
| パターナリズム | 患者の自律性を軽視する態度 |
引っかけポイント:
・選択肢3・5(エンコーディング/デコーディング):コミュニケーション理論の重要用語ではあるが、これらは情報の送受信過程を説明する概念であり、「傾聴の技能・態度」そのものではない点に注意
・選択肢1(ブロッキング):カタカナ語で紛らわしいが、実際にはコミュニケーションを妨げる否定的な態度である
・選択肢4(パターナリズム):医師(医療者)側が一方的に判断する態度であり、傾聴とは正反対の概念
・「ミラーリング=鏡(mirror)のように相手を映す」というイメージで覚えると判別しやすい
・選択肢3・5(エンコーディング/デコーディング):コミュニケーション理論の重要用語ではあるが、これらは情報の送受信過程を説明する概念であり、「傾聴の技能・態度」そのものではない点に注意
・選択肢1(ブロッキング):カタカナ語で紛らわしいが、実際にはコミュニケーションを妨げる否定的な態度である
・選択肢4(パターナリズム):医師(医療者)側が一方的に判断する態度であり、傾聴とは正反対の概念
・「ミラーリング=鏡(mirror)のように相手を映す」というイメージで覚えると判別しやすい
臨床メモ▼


薬剤師 あおい
服薬指導の場面では、患者さんの姿勢やトーン、話すスピードにさりげなく合わせるミラーリングを意識すると、患者さんが安心して話しやすい雰囲気を作れます。また、相手の言葉を繰り返す「オウム返し」や、うなずき・相槌も傾聴技法の一つとして実務でよく使われます。
逆に、患者さんの話を途中で遮ってこちらの説明を始めてしまう(ブロッキング)と、信頼関係の構築を妨げてしまいます。特に不安を抱えている患者さんへの対応では、まず最後まで話を聴く姿勢を大切にしましょう。










