第111回
問37
必須問題|薬理
トピロキソスタットが阻害する酵素・トランスポーター
問37(必須)
高尿酸血症治療薬トピロキソスタットが阻害するのはどれか。1つ選べ。
1
シクロオキシゲナーゼ
—
2
キサンチンオキシダーゼ
—
3
尿酸オキシダーゼ
—
4
尿酸トランスポーター
—
5
有機アニオントランスポーター
—
正解です!
解説で高尿酸血症治療薬の分類を確認しましょう。
不正解です。正解は 2 です。
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トピロキソスタット(商品名:トピロリック®・ウリアデック®)はキサンチンオキシダーゼ(XO)阻害薬です。プリン体の代謝経路を遮断し、尿酸の産生そのものを抑える「尿酸生成抑制薬」に分類されます。
尿酸産生の経路とトピロキソスタットの作用点
プリン体 → ヒポキサンチン → キサンチン → 尿酸
↑XO ↑XO
トピロキソスタット・フェブキソスタット・アロプリノール:このキサンチンオキシダーゼ(XO)を阻害 → 尿酸産生↓
プリン体 → ヒポキサンチン → キサンチン → 尿酸
↑XO ↑XO
トピロキソスタット・フェブキソスタット・アロプリノール:このキサンチンオキシダーゼ(XO)を阻害 → 尿酸産生↓
各選択肢の解説
× 1 シクロオキシゲナーゼ(COX):NSAIDs(アスピリン・ロキソプロフェン等)が阻害。痛風発作の鎮痛には使用されるが、尿酸値を下げない
◯ 2 キサンチンオキシダーゼ(XO):トピロキソスタット・フェブキソスタット・アロプリノールが阻害。尿酸生成抑制薬
× 3 尿酸オキシダーゼ(ウリカーゼ):ラスブリカーゼ(注射薬)が活性型として補充。尿酸を分解するが、トピロキソスタットは阻害しない
× 4 尿酸トランスポーター(URAT1):ベンズブロマロン・プロベネシドが阻害。尿酸排泄促進薬
× 5 有機アニオントランスポーター(OAT):腎尿細管での薬物・有機酸輸送担体。ペニシリン・メトトレキサートなどの輸送に関与
× 1 シクロオキシゲナーゼ(COX):NSAIDs(アスピリン・ロキソプロフェン等)が阻害。痛風発作の鎮痛には使用されるが、尿酸値を下げない
◯ 2 キサンチンオキシダーゼ(XO):トピロキソスタット・フェブキソスタット・アロプリノールが阻害。尿酸生成抑制薬
× 3 尿酸オキシダーゼ(ウリカーゼ):ラスブリカーゼ(注射薬)が活性型として補充。尿酸を分解するが、トピロキソスタットは阻害しない
× 4 尿酸トランスポーター(URAT1):ベンズブロマロン・プロベネシドが阻害。尿酸排泄促進薬
× 5 有機アニオントランスポーター(OAT):腎尿細管での薬物・有機酸輸送担体。ペニシリン・メトトレキサートなどの輸送に関与
| 分類 | 代表薬 | 標的 | 特徴 |
| 尿酸生成抑制 | トピロキソスタット ★ フェブキソスタット アロプリノール |
XO阻害 | プリン体→尿酸の産生を遮断。腎機能低下例にも使いやすい |
| 尿酸排泄促進 | ベンズブロマロン プロベネシド |
URAT1阻害 | 尿細管での尿酸再吸収↓。尿路結石・腎障害例では注意 |
| 尿酸分解 | ラスブリカーゼ | ウリカーゼ補充 | 尿酸をアラントインに分解。腫瘍崩壊症候群に使用(注射) |
引っかけポイント:
・選択肢4(尿酸トランスポーター URAT1)はベンズブロマロンの標的。「トランスポーター阻害=排泄促進薬」と混同しないこと
・トピロキソスタットとフェブキソスタットはどちらもXO阻害薬だが、アロプリノール(プリン骨格類似体)とは構造が異なる非プリン型XO阻害薬
・選択肢4(尿酸トランスポーター URAT1)はベンズブロマロンの標的。「トランスポーター阻害=排泄促進薬」と混同しないこと
・トピロキソスタットとフェブキソスタットはどちらもXO阻害薬だが、アロプリノール(プリン骨格類似体)とは構造が異なる非プリン型XO阻害薬
臨床メモ▼


薬剤師 あおい
トピロキソスタット(トピロリック®・ウリアデック®)は比較的新しいXO阻害薬で、フェブキソスタットと同様に非プリン型の構造を持ちます。アロプリノールで過敏症が出た方にも使いやすい薬です。
高尿酸血症の治療開始時は急激な尿酸値低下で痛風発作が誘発されることがあるため、最初は少量から開始します。また治療開始後しばらくはコルヒチン(発作予防)を予防的に併用することが多く、患者さんに「薬を飲み始めて発作が起きても薬が効いていないわけではない」と説明することが大切です。










