第110回
問77
必須問題|法規・制度・倫理
介護保険の特定疾病(第2号被保険者)
問77(必須)
介護保険法において、第2号被保険者が要介護認定を受けられる特定疾病に該当するのはどれか。1つ選べ。
1
関節リウマチ
—
2
結核
—
3
C型肝炎
—
4
高血圧症
—
5
脂質異常症
—
正解です!
解説で介護保険の特定疾病(16疾病)を確認しましょう。
不正解です。正解は 1 です。
解説で介護保険の特定疾病(16疾病)を確認しましょう。
解説を見る▼
介護保険の第2号被保険者(40〜64歳の医療保険加入者)は、加齢に伴う心身の変化に起因する「特定疾病」(16疾病)によって要介護・要支援状態になった場合に限り、要介護認定を受けられます。関節リウマチはこの16の特定疾病の一つに該当します。
介護保険の特定疾病(16疾病)の主な内容
・がん末期
・関節リウマチ
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・後縦靱帯骨化症、骨折を伴う骨粗鬆症
・初老期における認知症
・パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺・大脳皮質基底核変性症・パーキンソン病)
・脊髄小脳変性症、脊柱管狭窄症、早老症、多系統萎縮症
・糖尿病性神経障害・腎症・網膜症
・脳血管疾患、閉塞性動脈硬化症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
・がん末期
・関節リウマチ
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・後縦靱帯骨化症、骨折を伴う骨粗鬆症
・初老期における認知症
・パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺・大脳皮質基底核変性症・パーキンソン病)
・脊髄小脳変性症、脊柱管狭窄症、早老症、多系統萎縮症
・糖尿病性神経障害・腎症・網膜症
・脳血管疾患、閉塞性動脈硬化症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
各選択肢の解説
◯ 1 関節リウマチ:介護保険の特定疾病16項目の一つ
× 2 結核:感染症であり、加齢に伴う特定疾病には該当しない(結核は感染症法上の対応が中心)
× 3 C型肝炎:ウイルス性肝疾患であり、特定疾病には含まれない
× 4 高血圧症:単独では特定疾病に含まれない(脳血管疾患等に至って初めて対象になりうる)
× 5 脂質異常症:生活習慣病だが、単独では特定疾病に含まれない
◯ 1 関節リウマチ:介護保険の特定疾病16項目の一つ
× 2 結核:感染症であり、加齢に伴う特定疾病には該当しない(結核は感染症法上の対応が中心)
× 3 C型肝炎:ウイルス性肝疾患であり、特定疾病には含まれない
× 4 高血圧症:単独では特定疾病に含まれない(脳血管疾患等に至って初めて対象になりうる)
× 5 脂質異常症:生活習慣病だが、単独では特定疾病に含まれない
| 選択肢 | 特定疾病(16疾病)に該当するか |
| 関節リウマチ ★ | 該当する |
| 結核 | 該当しない |
| C型肝炎 | 該当しない |
| 高血圧症 | 該当しない |
| 脂質異常症 | 該当しない |
引っかけポイント:
・選択肢4(高血圧症)・選択肢5(脂質異常症):頻度の高い生活習慣病であるため対象と誤認しやすいが、これら単独は特定疾病に含まれない(重篤化して脳血管疾患等に至って初めて該当しうる)
・選択肢2(結核)・選択肢3(C型肝炎):いずれも感染症であり、特定疾病は基本的に加齢に伴う疾患が対象であるため、感染症は原則含まれない
・65歳以上の第1号被保険者は原因を問わず要介護状態になれば認定対象だが、第2号被保険者(40〜64歳)は特定疾病による場合のみ対象となる点が本問の核心
・選択肢4(高血圧症)・選択肢5(脂質異常症):頻度の高い生活習慣病であるため対象と誤認しやすいが、これら単独は特定疾病に含まれない(重篤化して脳血管疾患等に至って初めて該当しうる)
・選択肢2(結核)・選択肢3(C型肝炎):いずれも感染症であり、特定疾病は基本的に加齢に伴う疾患が対象であるため、感染症は原則含まれない
・65歳以上の第1号被保険者は原因を問わず要介護状態になれば認定対象だが、第2号被保険者(40〜64歳)は特定疾病による場合のみ対象となる点が本問の核心
臨床メモ▼


薬剤師 あおい
薬局窓口では、40〜64歳の患者さんから「介護保険は使えますか?」と相談されることがあります。この年代(第2号被保険者)は16の特定疾病に該当する場合のみ介護保険サービスを利用でき、それ以外の原因(交通事故によるケガなど)では対象にならない点を理解しておくと、適切な案内につながります。
関節リウマチの患者さんは、生物学的製剤やJAK阻害薬など高額な薬剤治療を受けていることも多く、介護保険サービス(訪問介護・福祉用具貸与等)と医療保険(薬物治療)を併用しているケースもあります。多職種連携の視点から、ケアマネジャー等との情報共有が役立つ場面です。












